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Legend Story
22.03.26
斎藤佑樹
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北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹が、昨シーズン限りで現役を引退した。

一躍脚光を浴びたのは、2006年、夏の甲子園。
決勝で、田中将大を擁する駒大苫小牧と対戦し、延長15回の激闘の末、1対1の引き分け。
この試合、斎藤は178球を投げて完投、勝負の行方は、再試合へと持ち越された。
翌日も斎藤は、118球で完投し早稲田実業が、4対3で勝利。深紅の優勝旗を手にした。

斎藤は、顔の汗をハンカチで拭いながら投げる様子から「ハンカチ王子」と呼ばれ、大人気に。
早稲田大学では史上6人目の「30勝・300奪三振」の偉業を成し遂げ、2011年、北海道日本ハムファイターズに、ドラフト1位で入団。
1年目に6勝、オールスターにも選ばれ、2試合に登板して無失点に抑えた。
2年目には開幕投手を務め5勝。
しかし、その後は、度重なる怪我と戦う日々が続いた。
キャリア後半は、5年間で1勝6敗、プロ通算11年間で15勝26敗、防御率4.34という成績だった。

現役最後のマウンドは、去年10月17日、本拠地・札幌ドームで行なわれたオリックス戦。
7回、日本ハム1点リードの場面でリリーフ登板し、1番の福田周平と対戦。
7球を投げ、フォアボールで歩かせたところで交代となったが、スタンドに詰めかけた多くのファンからは温かい拍手が送られた。

「ハンカチ王子」として注目され、プロでは苦難の連続だった斎藤佑樹。
試合後のセレモニーでは「ほとんど思い通りにはいきませんでしたが、やり続けたことに後悔はありません」と語り、現役生活に別れを告げた。


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