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Legend Story
21.08.14
後藤希友
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東京オリンピックで13年ぶりに金メダルを獲得したソフトボール。
エース・上野由岐子投手を好リリーフし、チームを支えたのが、チーム最年少、20歳のサウスポー・後藤希友。

身長174センチの恵まれた体格で、ソフトボールでは珍しいサウスポー。
そこから繰り出す115キロを超える剛速球とブレーキの利いたチェンジアップが最大の武器。

東京オリンピックでは、日本の全6試合中5試合に登板し、無失点。
“神救援”とも呼ばれるピッチングで、幾度もピンチを救った。

1次リーグ第2戦・メキシコ戦。
日本は2対1とリードしたまま最終回の7回を迎えたが、先発の上野が同点に追い付かれ、なおもノーアウト一・二塁のピンチ。
ここでマウンドを託されたのが後藤だった。
後藤は、最初のバッターをキャッチャーフライ、その後、2者連続三振で切り抜けると、二塁にランナーを背負った場面から始まる8回の延長タイブレークでは、満塁のピンチを迎えたものの、見事、3三振で切り抜け、その裏のサヨナラ勝ちへとつなげた。

第4戦のカナダ戦では、0対0の場面で、7回からマウンドへ。
5番から始まるカナダ打線を3者連続三振。
さらに、延長タイブークの8回も3者連続三振という圧巻の奪三振ショーを披露。
その裏、日本はサヨナラ勝ちし、銀メダル以上確定させた。

大一番、アメリカとの決勝では、2対0と日本がリードした6回に登板。
1アウト一・二塁のピンチも迎えたものの、味方のファインプレーも飛び出し、無失点。
最終回は、再びマウンドへ戻った上野が3人で締めて日本が勝利、絶対的エース上野と二十歳の後藤、黄金リレーで金メダルを獲得した。
東京オリンピックで大きな飛躍を遂げた二十歳の後藤希友、待ち望まれた“ポスト上野”がエースへの道を歩き出した。


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