• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Legend Story
Legend Story
21.05.08
鶴竜
null

大相撲3月場所の場所中に、横綱・鶴竜が現役引退を発表した。
2001年の11月場所で初土俵を踏んでから20年、近年は腰や足、右肘などの怪我に悩まされ、まさに満身創痍。
当初は、5月場所での再起を誓っていたが、一転、現役続行を断念した。

横綱在位41場所、幕内優勝6回その相撲人生は決して順風満帆ではなかった。
14歳のときに、モンゴルで行われたセレクションを受けたが、当時の鶴竜は、173センチ、64キロでモンゴル相撲の経験もなく、当然結果は不合格。
それでも夢を諦めず、鶴竜は、相撲への思いをつづった一通の手紙を日本の相撲関係者送った。
それが当時の井筒親方の目に留まり2001年9月、井筒部屋に入門。

手紙にあった「一生懸命に頑張ります」という言葉通り、真摯に稽古に励み、入門から3か月後の11月場所、およそ80キロに増量した体で初土俵を踏んだ。

そこから番付を駆け上がり、2014年春場所後、横綱に昇進、同じモンゴル出身の横綱の白鵬、日馬富士、そして稀勢の里と4横綱時代の一角を担った。

鶴竜が積み上げた6回の優勝のうち、「ひと味違った優勝」と語ったのが鶴竜にとって最後の優勝となった2019年7月場所。
千秋楽の結びの一番、1敗の鶴竜と、2敗で追う白鵬との横綱対決。
勝てば優勝が決まるこの一番、40秒を超える長い相撲を鶴竜が寄り切りで制した。
天敵と言える大横綱・白鵬を下し、名古屋場所での初優勝、賜杯を手に、鶴竜は笑顔を見せた。

一生懸命に相撲の道を歩み、生涯戦歴は785勝497敗、引退会見で鶴竜は、その相撲人生に「全くない」と語った。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

5月8日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。