3月に行われたフィギュアスケートの世界選手権。
大会前、大方の予想は、オリンピック2連覇の羽生結弦と、大会3連覇を目指すネイサン・チェン、この2人の一騎打ちかと思われていた。
しかし、そこに割って入ったのが、日本の17歳、鍵山優真。
ショートプログラムで、100点超えを達成し、2位につけると、フリーでは、冒頭の4回転サルコーなど、4回転ジャンプを3本含むプログラムを披露。
前半は、ほぼノーミス、後半は、3回転の連続ジャンプなどで着氷がやや乱れたがステップとスピンは、最高のレベル4を獲得する安定した滑りを見せた。
フリーで190.81をマークし、総合、291・77点で見事2位、銀メダルに輝いた。
メダルが確定した瞬間、キスアンドクライで、両手でガッツポーズ。
跳びはねて喜びを爆発させた。
5歳から歩んできた競技生活。
父親でコーチを務める元オリンピック代表の正和さんと、世界を目指してきた。
2020年3月、鍵山は、世界ジュニア選手権で2位になるなど、着実に実績を残し、2020年10月の大会でシニアデビュー。
初めて臨んだシニアの世界選手権で、「初めてだからこそ思い切りやる」と、堂々たる演技を披露して、自己ベストを21点以上アップ。
日本最高位の銀メダルに輝いた。
快挙達成にも鍵山は、「今の自分に足りない部分が、沢山見つかった。しっかりとまた練習したい」と、課題と向き合い早くも次のシーズンに向けて動き出した。
急成長を遂げる17歳、鍵山優真。その視線は、来年の北京オリンピックでの表彰台をとらえている。
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