今年1月、ハンドボール男子日本代表「彗星ジャパン」が世界選手権で24年ぶりの予選ラウンド突破という快進撃を見せた。
東京オリンピックには、開催国枠で出場が決定している日本代表だが、オリンピックは、1988年のソウル大会以来、出場無し。
おととしの世界選手権は、7戦全敗で最下位に終わった。
低迷する代表チームを変えるべく、監督からキャプテンを任されたのが土井レミイ杏利。
フランス人の父と、日本人の母を持ち、小学3年の時に競技を始めた。
ハンドボールの強豪校・浦和学院、日本体育大学を経て、世界最高峰のフランスリーグでプレー。
2019年まで6シーズンを過ごし、現在は、日本ハンドボールリーグの大崎(おおさき)電気に所属している。
日本代表のキャプテンとして土井が着手したのは、何より意識改革だった。
チームに欠けていたのは、何より戦う気持ちだと感じた土井は、ひたすら選手を鼓舞し続け、闘争心に火をつけた。
その結果、去年のアジア選手権で、日本は銅メダルを獲得。
土井自身も、大会ベストセブンに選ばれる活躍でチームをけん引した。
そして今年の世界選手権、日本は予選ラウンド初戦で、優勝候補のクロアチアと対戦し、29対29でドロー。
国際ハンドボール連盟は、「歴史的な引き分け」と称賛した。
2戦目はアジア王者・カタールに2点差で敗れ、3戦目のアンゴラには、残り2分で逆転し、30対29で勝利。
見事、予選ラウンド突破を果たした。
意識改革が大きな実を結んだハンドボール日本代表、彗星のごとく、さらなる躍進をするためキャプテン、土井レミイ杏利がチームを引っ張って行く。
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