オリンピックでメダルラッシュが期待される日本の競泳陣。
これまで自由形は、外国勢の高い壁に阻まれ続けてきたが、その壁を打ち破り、メダルの期待がかかる選手がいる。
松元克央。
2019年の競泳・世界選手権、男子200メートル自由形で日本新記録をマークし、オリンピック、世界選手権を通じてこの種目で日本人初のメダルとなる銀メダルを獲得した。
名前は、「打ち克つ」の「かつ」に、「中央」の「おう」と書いて「かつひろ」だが、「かつお」とも読めるため、これがニックネームとなっている。
身長186センチ、体重86キロと大柄で、その体は、外国勢に決して引けをとらない。
2017年の世界選手権では、200m自由形で出場したが、予選27位で決勝進出はならず。
決勝のレースを観客席から見て、「自分もこの場に立ちたい」と、闘志に火が付いた。
その後、松元はソウル・オリンピック金メダリスト・鈴木大地を指導した鈴木陽二コーチの指導を仰いだ。
課された厳しい練習メニューを必死でこなして急成長。
その結果、2018年、日本選手権の200メートル自由形で優勝、さらに国際大会でも結果を残し、一気に世界のトップスイマーとなった。
去年12月、東京オリンピックが行われる「東京アクアティクスセンター」で行われた日本選手権では、本命の200メートル自由形だけでなく、400メートル自由形、100メートルバタフライで勝利し3冠を達成。
勝負の2021年、松元克央は、止まることのないカツオのように、世界の頂点を目指して泳ぎ続ける。
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