かつてない程の盛り上がりを見せている日本の女子プロゴルフ界。
全英女子オープンを制した渋野日向子を筆頭に、1998年度生まれの「黄金世代」と呼ばれる選手たちが人気を牽引。
さらに、古江彩佳ら、2000年度生まれの「プラチナ世代」、2001年度生まれの笹生優花らも台頭し、活況を呈している。
そんな中、去年、ひときわ輝きを放ったのが、終盤に国内メジャー2連勝を飾った原英莉花。
「黄金世代」の一人で、身長173センチのモデルのようなルックスと、「女子ゴルフ界きっての飛ばし屋」と呼ばれる豪快なドライバーショットを武器に注目を浴びている。
ゴルフを始めたのは10歳と、決して早くはない。
学生時代はほぼ無名で、高校卒業後に受けた最初のプロテストは不合格。
そんな彼女を励ましたのが、日本ゴルフ界のレジェンド、ジャンボ尾崎こと、尾崎将司だった。
「10代じゃねぇか。まだ若いんだから」と声を掛けられて奮起、2度目のプロテストで合格を果たした。
原は、「ドライバーで飛距離を出したい」と、高校1年でジャンボ軍団の門を叩き、指導を仰いできた。
師匠譲りのドライバーショットを武器に、ツアー参戦2年目の2019年6月に初優勝。
さらに昨シーズンは、苦手だったパッティングの改善に取り組んだ。
その成果は、10月に行われた国内メジャー、日本女子オープンで現れる。
首位争いをしていた3日目の9番ホールでは、カップまで12メートルのバーディパットを見事に沈めるなど、パットが面白いようにきまり、国内メジャー初優勝。
さらに、12月の国内最終戦では、初日から4日間通して首位を守り切り、完全優勝を果たした。
国内メジャー2連勝で締めくったニューヒロイン・原英莉花が、黄金世代、そして、日本女子プロゴルフ界の中心に躍り出た。
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