今年のJ1リーグは、川崎フロンターレが圧倒的な強さで駆け抜け、史上最速での優勝を決めた。
11月25日に開催された第29節。
川崎のホーム、等々力陸上競技場で2位につけるガンバ大阪と対戦。
川崎は、立ち上がりからペースを握ると、まずは前半22分。
登里からのクロスを、レアンドロが豪快なボレーシュートで叩き込んで先制。
前半終了間際には、コーナーキックから、こぼれ球を家長が押し込んで追加点、2対0とリードして前半を折り返した。
後半になってもその勢いは止まらず、怒涛のゴールラッシュ。
後半4分と28分、いずれも三苫からのパスを家長が決め、自身J1初となるハットトリックを達成した。
スタジアムのボルテージが最高潮に達したのは、後半41分。
今シーズン限りで引退する中村憲剛が大島からキャプテンマークを受け取りピッチに入った。
中村は、短い時間ながらも積極的にボールを受け取り、チームにリズムを作った。
そして後半45分には斎藤学がダメ押しの5点目を挙げて快勝。
2年ぶり3度目の優勝を果たした。
優勝が決定した瞬間、川崎の選手たちが中村の下に駆け寄る。
川崎一筋18年、クラブの象徴的存在の中村は、昨シーズン後半に負傷で長期離脱。
今シーズンは、リハビリから始まった。
コロナ禍の中でそれを乗り越え、復帰戦となった8月29日の清水エスパレス戦でゴール。
10月31日のFC東京戦では、40歳のバースデーゴールを決め、その翌日、今シーズン限りでの引退を表明した。
川崎に3度のJ1タイトルをもたらしたミスターフロンターレ・中村憲剛、ラストシーズンにシャーレを掲げ、見事有終の美を飾った。
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