東京パラリンピックでの活躍が期待される卓球のエース、岩渕幸洋。
大会が開催される地元・東京生まれの彼は、生まれつき、両足首に障害を持ち、左足には装具を付けプレーをしている。
中学1年の時に部活動として卓球を始め、その時は健常者と一緒にプレーしていた。
パラ卓球と出会ったのは、中学3年の時、めきめきと頭角を現し、高校3年で国際大会に初出場。
早稲田大学2年の時に出場した世界選手権では、当時、世界ランキング25位ながら、12位に入る健闘を見せ、夢だったパラリンピックが目標へと変わった。
そして、早稲田大学4年の時、念願のリオ・パラリンピックに出場、しかし、プレッシャーから普段の動きが出来ず予選で敗退、4年後の東京大会での雪辱を誓った。
岩渕がプレーするのは、パラ卓球のクラスの中で比較的障害が軽いクラスで、車いす選手に比べると健常者に近い。
その為、大学卒業後は、オリンピック選手も輩出している実業団チームに所属、健常者の国内トップクラスの選手と練習し、腕を磨いている。
台に近い場所で強打するスタイルに加え、相手に先に打たせてカウンターを狙うなど、戦術を増やした。
東京大会で目指すは、金メダル。
しかし、岩渕の夢はそれだけではない。
パラ卓球という競技の魅力そのものを伝え、パラスポーツを発展させたい、という目標を持つ。
リオ大会から4年、技術とメンタル、両面とも大きく飛躍した岩渕幸洋が世界の頂点を目指す。
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