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Legend Story
20.01.18
プルシェンコ
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フィギュアスケートで、オリンピック2連覇を果たし、絶対王者と呼ばれる羽生結弦。
その彼がマッシュルームカットのヘアスタイルをまねるほど、幼い頃から憧れてきた存在が、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ。

オリンピックには4度出場し、その全てで表彰台に立った。
男子シングルでは、2002年ソルトレイク大会で銀、2006年トリノ大会で金、2010年バンクーバー大会で銀、
最後のオリンピックとなった地元ソチ大会では、団体戦でショート、フリーの両方を滑り、金メダルに貢献した。

まだ4回転ジャンプを飛ぶ選手がほとんどいなかった時代から、人一倍こだわりを見せ、飛び続けてきたプルシェンコ。
バンクーバー大会では、4回転を飛んだものの、完成度が高いとは評価されず、銀メダルに終わった。
一方、優勝したアメリカのエヴァン・ライサチェクは、4回転を回避。
安定した演技で金メダルを手にしたことに対し、プルシェンコは、「採点システムは変更されるべきだ」と訴えた。

こだわり続けた4回転ジャンプだが、身体への負荷も大きく度重なる怪我に泣かされた。
ソチ大会の2年前には膝の半月板を手術、その翌年には腰を手術、人工の椎間板を入れた。
満身創痍の中、地元でのオリンピックを花道にするつもりで臨み団体戦では金メダルを獲得したが、その体に個人戦を戦う余力はなかった。
ショートプログラムの直前練習で腰に痛みを訴えて棄権。
皇帝と言われた男が散り、一つの時代が終わった。
  
今や男子は、数種類の4回転ジャンプがメダルへの必須条件、女子もロシアのトップ選手が4回転を飛ぶようになった。
皇帝・プルシェンコが切り開いた道に後輩たちが続き、フィギュアスケートは、4回転ジャンプの新たな時代に突入した。

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