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Legend Story
20.01.11
小池祐貴

人類最速を決める「陸上男子100メートル」。
日本勢にとってなかなか越えることができなかった10秒の壁。
しかし近年、その壁を打ち破り、
9秒台を記録する選手が立て続けに現れた。

2017年9月、桐生祥秀が9秒98をマーク。
そのおよそ2年後の2019年6月には、
サニブラウン・ハキームが9秒97の日本記録を更新。
その翌月、日本勢3人目となる9秒台を叩き出したのが、小池祐貴。
   
高校から本格的に陸上を始め、
1年の時からインターハイに出場するなど才能の片鱗を見せてきた。
しかし、同学年にいたのが、当時から世界の舞台で活躍していた桐生。
直接対決でも敗れ、小池にとって桐生は、遥か前を行く存在だった。

進学した慶應大学時代は、ケガに悩まされ、記録が伸びず、
リオオリンピックのリレーで銀メダルに輝いた桐生とは
差が開くばかり。

転機となったのは、走り幅跳びの元日本記録保持者、
臼井淳一との出会いだった。
ただがむしゃらに追い込む小池に対し、
臼井は、力を抜いてあえてゆっくり走る練習を課した。
目的は、正しい体の動きを身に付けること。
その結果、体幹が安定、無駄の無い動きでトップスピードがアップ、
本職は200メートルだったが、100メートルの記録も飛躍的に伸びた。

2019年7月、ダイヤモンドリーグ・ロンドン大会、
男子100メートル決勝。
小池は、スタートから飛び出すと、
0・5メートルの追い風を受けて後半さらに加速。
自己ベストを0秒06更新し、
桐生に並ぶ日本歴代2位タイの9秒98をマークした。
ライバルの背中を追い続けた遅咲きのスプリンター・小池祐貴が
世界の舞台でついにライバルに肩を並べた。

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