今シーズンのプロ野球ペナントレース、
セ・リーグで最下位に沈んだヤクルトスワローズ。
そんなチームで希望の星となったのが、ツバメの若き主砲、村上宗隆、19歳。
高卒2年目ながら36本のホームランを放ち、
1953年に西鉄ライオンズの中西太がマークした、
高卒2年以内での日本記録に並んだ。
188センチ、97キロの左打ちの長距離砲で、背番号は「55」、
松井秀喜と共通点が多く、“燕のゴジラ”と称される。
村上は、熊本の九州学院高時代、高校通算52本のホームランを放ち、
2017年のドラフト会議で、
清宮幸太郎の外れ1位でヤクルトに入団。
指名された時は、キャッチャーだったが、プロ入り後、内野手へコンバート。
守備での負担を減らし、
その打力を最大限に活かすためのチームの選択だった。
昨シーズンは、2軍で実績を積み、
9月に1軍昇格するとプロ初打席で初ホームランをマーク、
そして2年目の今シーズン、大きな飛躍を遂げた。
開幕から一軍に抜擢され、スタメン起用、
打点でリーグトップを走っていた4番・バレンティンが
故障で戦線を離脱すると、5月12日の巨人戦では4番を任された。
7月3日の広島戦では、
5回にライトスタンドへプロ初となる満塁ホームランを放ち、
節目の20号を華々しく飾った。
その後もホームランを量産し、8月22日の広島戦で、
ソロホームランを放ち30号の大台にのせた。
チーム唯一の全143試合出場を果たし、
打率こそ2割台前半ながら、36本のホームラン、96打点と、
2部門でタイトル争いを演じてみせた。
覚醒した若き主砲、村上宗隆。令和とともにその伝説の幕が開けた。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!
「11月16日(土)OA分の放送はこちら」