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Legend Story
19.08.03
大阪桐蔭VS金足農業
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平成最後の夏、第100回全国高校野球選手権大会は、時代の節目に相応しく、日本中が注目する決勝戦となった。

史上初となる2度目の春夏連覇を狙う北大阪代表・大阪桐蔭高校。
そして、秋田県勢で103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業高校。

大阪桐蔭は、越境入学する選手も多く、超高校級をズラリと揃え、後のドラフト会議では、4選手が指名された。
4球団が競合し、中日に入団した根尾昂、
3球団が競合し、ロッテに入団したスラッガー・藤原恭大。
日本ハム入りしたエース・柿木蓮、
巨人入りした大型左腕・横川凱。

一方の金足農業は、公立高校で、野球部員がすべて地元・秋田出身。
それでも、甲子園では、鹿児島実業、横浜高校、日大三高といった強豪校を次々と打ち破り、“金農旋風”を巻き起こした。
中でも脚光を浴びたのがエース・吉田輝星。
秋田県大会では全5試合、甲子園でも決勝まで、ひとりでマウンドに立ち続けた。

対象的な2チームによる頂上決戦は、一方的な展開となった。
初回から大阪桐蔭の強力打線が吉田を捕まえ3点を先制。
4回は、3ランでリードを広げ、5回には、根尾がバックスクリーンへ2ランホームランを放つなど打者11人の猛攻で一挙6点を追加。
この夏、マウンドを守り続けたエース・吉田を降板させると、継投した投手からも追加点を挙げ、大阪桐蔭が13対2で快勝した。

“最強”の名にふさわしく、史上初の春夏連覇の偉業を成し遂げた大阪桐蔭、
一方、敗れたものの最後まで全力プレーを貫いた金足農業、
そして県大会からトータル1517球の力投を見せた吉田には、スタンドから惜しみない拍手が送られた。

両校の激闘を称えるかのように、閉会式、甲子園の3塁側方向の上空には、鮮やかな虹のアーチがかかっていた。

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