• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Legend Story
Legend Story
19.07.20
井岡一翔
null

6月19日、幕張メッセ。
プロボクサー・井岡一翔が、WBO世界タイトルマッチで日本人男子初の4階級制覇を達成した。
2017年の大みそかに引退を発表し、一度はリングを去った男が去年復帰、
そして30歳にして再び頂点に立った。

井岡は、去年の大晦日、4階級制覇を懸けて、
マカオで36歳のニエテスとタイトルマッチに臨んだが判定敗け、
2度めの4階級挑戦となった今回、
負けたら引退の覚悟でリングへと上がった。

相手は、フィリピンのパリクテ、28歳。
下から4階級を上げてきた井岡と
もともとスーパーフライ級を主戦場にしているパリクテとでは
体格差が歴然。
身長で4センチ、リーチは6センチ劣る井岡は、
序盤、相手の長い距離からのジャブとパワーに苦しむ場面も見られた。

しかし、徐々に相手との距離感を掴むと、
中盤からは井岡のペース、カウンターでのストレート、
さらに懐に潜り込んでのボディブローを的確に打ち込んでいく。

勝負の分かれ目は、第7ラウンド。
パリクテがラッシュを仕掛け、井岡は防戦一方。
長身から打ち下ろすストレート、さらにアッパー、フックと
コンビネーションを打ち込まれ足が止まった。
しかし、下がりながらなんとか猛攻を凌ぎ切ると、
パリクテはスタミナを大きく消耗。
そこから井岡が試合の主導権を握ると、第10ラウンド、
カウンターで繰り出した右ストレートがヒットし、
パリクテの顔が跳ね上がる。
井岡は、一気に前に出てパンチを打ち込み、
ロープに詰めてさらにラッシュをかけたところで、
レフリーが試合をストップ。
テクニカルノックアウトで見事、4階級を制覇。
背水の陣で臨んだ井岡一翔がボクシングの歴史にその名を刻んだ。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

7月20日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。