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Legend Story
19.06.29
朝乃山
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元号が「令和」になって最初の本場所となった大相撲夏場所。
注目の優勝力士は、西前頭8枚目、平幕力士の朝乃山(あさのやま)となった。

14日目、大関・豪栄道(ごうえいどう)を破り12勝目を挙げると、星1つの差で追っていた横綱・鶴竜(かくりゅう)が敗れた為、朝乃山の初優勝が決定。
平幕の優勝は、去年初場所の栃ノ心(とちのしん)以来で、三役経験のない力士の優勝は、1961年夏場所の佐田の山(さだのやま)以来58年ぶりの快挙となった。

富山県出身の25歳。
小学4年で相撲を始め、近畿大学4年の時には、全日本選手権でベスト4入り。
卒業後は、大学の先輩でもある高砂(たかさご)親方の部屋に入門し、2016年の春場所で初土俵を踏んだ。

身長187センチ、体重177キロ。厚い胸板、どっしりとした下半身。
右を差しての四つ相撲を得意とし、恵まれた体格を活かした寄りと豪快な上手投げを武器に、入門から3年余りで優勝をつかんだ。

朝乃山の四つ相撲が磨かれたのは富山商業高校時代。
それは、相撲部の浦山英樹(うらやま・ひでき)監督の厳しい指導の賜物だった。

その浦山監督は、おととしの初場所、朝乃山が幕下優勝を飾った翌日、病気のため40歳で他界。
教え子の勇姿を病床で見届け、朝乃山に1通の手紙を書き残した。

「俺の誇りだ。富山のスーパースターになりなさい」

朝乃山のしこ名「朝乃山英樹」の「英樹」は、尊敬する浦山英樹監督の名前をそのまま受け継いだもの。
富山のスーパースターへ・・・。
浦山監督から託された夢を叶えるべく、朝乃山が新時代の角界に新たな風を吹かせる。

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