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Legend Story
19.06.01
棚橋弘至
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アントニオ猪木が設立した新日本プロレスリングが今まさに黄金時代を迎えている。
日本武道館や東京ドームを満員にし、去年、過去最高の売上高を記録した。

さらに、今年4月には、ニューヨークの格闘技の聖地、マディソン・スクエア・ガーデンで初めての大会を開催。
チケットは発売当日に完売し、その9割以上が現地ファンで埋まった。

一時の低迷期を支え、∨字回復の立役者となったのが、棚橋弘至。
「100年に一人の逸材」と呼ばれる男は、今年、デビュー20周年を迎えた。

棚橋が入門した当時、新日本プロレスの人気はまさにどん底。
当時は、「PRIDE」「K-1」といった格闘技ブームの真っ只中、新日本プロレスは、客席が埋まらず倒産の危機さえあった。

選手の他団体への移籍や、格闘技路線へ舵を切る中、棚橋は、新日本プロレスのリングで、プロレスにこだわり続けた。

ヘラクレスの様な鍛え上げた肉体、ロン毛に茶髪というビジュアル、勝利後にはリング上でエアギターのパフォーマンス、棚橋の存在は、これまでの無骨なプロレスラーのイメージとは一線を画した。

さらに、リングの外では、握手会や女性限定イベントなど、積極的にプロモーション活動を展開。
いいお父さんに送られるベスト・ファーザー賞を受賞、テレビや映画出演と、その活躍はプロレスだけにとどまらなかった。
こうした棚橋の草の根運動が実を結び、プロレス好きの「プ女子」と呼ばれる女性ファンが急増、今や会場では多くの黄色い声援が飛ぶ。

プロレスのために走り続けて来た棚橋だが、その肉体は満身創痍、膝の靭帯が2本断裂したままリングに立っている。
それでも棚橋弘至は、痛み止めの注射を打ちながら言う、「面白いっしょプロレス」。その顔は満足感に満ちている。


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