若手選手の活躍が光る日本の卓球女子。
おととしのアジア選手権で中国のトップ選手を次々に破って優勝した平野美宇。
全日本選手権で、シングルス、ダブルス、混合ダブルスを2年連続で制した3冠王者・伊藤美誠。
そして、この2人と同じ2000年生まれで「黄金世代」の一角を担うのが早田ひな。

去年10月に始まった卓球の国内リーグ、Ｔリーグでは海外のトップランカーを次々に撃破して、
レギュラーシーズンとプレーオフ、13戦負けなし、MVPの活躍でチームを初代王者へと導いた。

早田は、この春高校を卒業したばかりの18歳。
身長167センチという大型のサウスポーで、長身を生かした強烈なフォアハンドが持ち味。
日本人の女子選手には数少ない、卓球台から遠い距離からでも強いショットを打つことができる選手で、
外国人選手に対しても打ち負けない強さを持っている。

卓球との出会いは4歳の時、地元・北九州市の卓球場に姉と一緒に行ったことがきっかけだった。
中学では、全国中学大会で2連覇を果たし、高校では、インターハイのシングルスで優勝。
そして、一躍脚光を浴びたのは、おととしの世界選手権。

伊藤との「みまひな」ペアは、結成してわずか4か月ながら、日本勢で16年ぶりとなる銅メダルを獲得。
その後も、ペアでは、ワールドツアーや全日本選手権で優勝を飾り、ダブルスのスペシャリストとなった早田。
　　　
そして今回、Ｔリーグで大きく成長し、シングルスプレーヤーとしての実力を証明した。
期待の成長株・早田ひな。
来年の東京オリンピックで打倒中国を果たし、金メダル獲得へ、
黄金世代の活躍に期待がかかる。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう！

「4月13日（土）OA分の放送はこちら」