• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Legend Story
Legend Story
19.03.30
開幕男・斎藤雅樹VS小早川毅彦
null

プロ野球のペナントレース143試合、その内の単なる1試合ではなく、特別な意味を持つのが開幕戦。
エース同士がぶつかり合い、独特の緊張感に包まれるこの一戦で、3年連続の完封勝利を成し遂げたのが、巨人の斎藤雅樹。
   
1990年代、槙原寛己、桑田真澄とともに巨人の投手陣を支えた「三本柱」の一人。
サイドスローから140キロ後半のストレートを投げ、切れ味鋭いカーブ、抜群の制球力を武器に活躍、沢村賞を3度受賞し「平成の大エース」と呼ばれた。

開幕戦の3年連続完封勝利は、94年の広島戦からスタート。
斎藤は、広島打線につけ入る隙きを与えず、味方打線の爆発もあって、11対0で快勝。
翌年のヤクルト戦は、3塁を踏ませず3安打完封。
96年の阪神戦は、わずか1安打に抑え、フォアボールゼロ。
打者を27人で片付け、準完全試合での完封勝利だった。

プロ野球史に残る“開幕男”となった斎藤雅樹。
しかし、97年、ヤクルトとの開幕戦、
4年連続の開幕戦完封勝利は、思いもよらぬ伏兵によって阻まれた。
前年のシーズンオフにカープを自由契約になったベテランの小早川毅彦。

2回表、斎藤が投じた初球のストレートは、小早川の強振したバットによって、センターバックスクリーン右へと運ばれた。
4回には、カーブをライトスタンド中段。
さらに、6回には、シンカーを弾丸ライナーでライトスタンド最前列へ。
開幕男が浴びた、まさかの3打席連続ホームラン。
斎藤は、開幕戦の完封記録がストップ。
敗戦投手となり、以来、開幕投手に返り咲くことはなかった。

一方、劇的な勝利を挙げたヤクルトは、開幕から1度も首位を明け渡すことなく、この年、2年ぶりのリーグ優勝、そして日本一へ。
開幕戦が、この年のペナントレースを決定づけた。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

3月30日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。