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Legend Story
19.03.09
沖縄尚学
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1999年、春の甲子園、センバツ高校野球で沖縄中が歓喜に沸いた。
沖縄尚学高校が春夏を通じて、沖縄県勢として甲子園初優勝。
沖縄の本土復帰前、1958年に首里高校が夏の甲子園に出場してから42年目、島民の夢がついに叶った。

沖縄尚学は、エース・比嘉公也が好投。
1回戦で完封勝利を収めると、その後も勝ち続けた。
山場となったのは、準決勝のPL学園戦。
試合は、沖縄尚学が先行し、PLが追う展開、6対6で延長戦にもつれ込む大接戦となった。

比嘉は、イニングごとの投球練習をやめ体力の温存を図りながら、低めを丁寧に付く粘りの投球を続けた。
ゼロ行進が続き、試合が動いたのは延長12回、ツーアウト、ランナー2塁で、比嘉自らタイムリーヒットを放ち勝ち越すと、続くバッターも二塁打で追加点。
その裏、比嘉は、PLの最後のバッターを三振に切ってとり、沖縄尚学が8対6で勝利。
212球、比嘉は、最後までひとりで投げ抜き、完投勝利を収めた。

翌日の水戸商業高校との決勝戦。
比嘉に代わってマウンドを託された照屋は、打たせて取るピッチングで2失点完投。
打線は、10安打を放ち、7対2で勝利、初めて紫紺の優勝旗が海を越え沖縄へと渡った。

比嘉はその後、指導者となり、2008年、母校の沖縄尚学を率いて春の甲子園に戻ってきた。
後にソフトバンクホークスで活躍するエース・東浜巨(ひがしはま・なお)を擁し、
9年ぶりにセンバツで優勝、再び地元を喜びに沸かせた。

エースとして監督として、2度甲子園を制した比嘉公也、
そして、沖縄尚学は、高校野球の歴史を変えた。

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