• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Legend Story
Legend Story
18.10.20
山本KID徳郁
null

虎のような鋭い眼光で相手を見つめ、蜂のように一瞬で仕留める。
日本の格闘技ブームを牽引した山本“KID”徳郁。
自分より体重が10キロ近く重い相手にド派手なKO劇を連発し、
ファンを魅了した。
父親の郁栄は、ミュンヘンオリンピックのレスリング日本代表、
姉の美憂、妹の聖子は、世界選手権の女王とレスリング一家に育った。
自らを「神の子」と称するのは、父親を神様と尊敬することに所以する。

1999年の全日本レスリング選手権で準優勝となり
シドニーオリンピック出場を逃すと、総合格闘家へと転身。
大きな転機となったのは、2004年のK-1参戦。
総合格闘家のKIDにとって、キックボクシングは経験不足と思われた。
しかし、相手の懐に飛び込む爆発的なスピードと一発の破壊力を武器に、
初めての試合で優勝候補を相手にKO勝ちを収め、
そこからスターダムへとのし上がっていく。

最も注目された試合の一つが、2004年大晦日、
キックボクシング界のカリスマ・魔裟斗との対戦。
2大カリスマ対決と呼ばれ大きな注目を浴びたこの試合は、
瞬間最高視聴率31.6%をマーク。

KIDは、判定負けを喫したが、
1ラウンドに左ストレートでダウンを奪うなど、堂々と渡り合った。
その翌年の大晦日には、総合格闘技「HERO’S」の舞台で
須藤元気を下して、念願の世界チャンピオンへ。
その後も試合開始4秒でのKO勝利など、
インパクトのある試合を連発し、KIDは格闘技界の中心に立った。
リング上では神がかった強さを発揮し、
リングを降りれば優しい人柄で多くの人から愛されたKID。
最期まで戦い抜いた41年の人生…。
再びリングに立つという夢は叶わなかったが、そのスピリットは、
ジムの愛弟子たちや姉・美憂へと受け継がれた。
山本“KID”徳郁の雄姿と生きざまは、
これからも我々の記憶から消えることはない。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

10月13日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。