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Legend Story
18.09.29
ドン・ラーセン
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メジャーリーグでも二刀流で活躍するエンゼルス・大谷翔平。
4月には、メジャー初の4番打者も務めた。
先発投手が4番を務めるのは、57年ぶり16人目のことだった。
大谷以前にそれを成し遂げた人物は、ヤンキースなどで活躍したドン・ラーセン。
ラーセンは、打者としてメジャー14年間で480試合に出場。
1954年には、打者として95打席に立ち、投手としては、28試合に先発した。
   
そんなラーセンがその名を残したのは、二刀流というだけではない。
ワールドシリーズでひとりの走者も許さない「完全試合」という、とんでもない大記録を成し遂げていた。
メジャーリーグの長き歴史の中で完全試合を達成した投手はおよそ20人いるが、ワールドシリーズでそれをやってのけたのは、ラーセンただ一人だけ。

1956年、ラーセンの所属するヤンキースは、ワールドシリーズで、強力打線が売りのドジャースと対戦。
ラーセンは、第2戦に登板したが、4失点で2回途中にノックアウトされていた。
しかし、2勝2敗で迎えた第5戦、再び先発のチャンスが巡ってくる。

「生涯でもっともコントロールがよかった」と語るほど、この日のラーセンはコントロールが抜群。
1メートル93センチの長身から速球をコーナーに投げ分け、打たせて取る投球で3者凡退に切ってとる。
5回には、左中間を抜けそうなライナーをセンターが快足を飛ばしてキャッチするなど、味方のファインプレーにも助けられた。

そして、9回表ツーアウト、最後の打者を、外角高めの速球で見逃しの三振に仕留め試合終了。
2時間6分、球数97、「完全試合」を達成したラーセンは、キャッチャーを抱き上げて喜びを爆発。
この日、6万人を超える観衆がメジャーリーグの歴史に残る偉業の目撃者となった。

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