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Legend Story
18.09.08
伊藤雅雪
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7月29日、アメリカ・フロリダ州で行われたボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦で、伊藤雅雪が新王者となった。
アメリカでのベルト獲得は、日本人にとって37年ぶりの快挙、地元のファンからも大きな拍手が送られた。

対戦相手は、23戦全勝15KO、プエルトリコのクリストファー・ディアス。
会場は、ほとんどがディアスの応援だったのに対し、伊藤の応援は、わずか50人ほど。
圧倒的なアウェーの中、伊藤は、落ち着いた試合運びを見せる。

得意とするフットワークをこの日は封印、作戦通り、ディアスが苦手とする接近戦に出た伊藤は、^強いジャブとワンツーの連打を打ち込んでいく。

「倒すことだけ考えていた」という言葉通り、4ラウンドには、ワンツーの連打から渾身の右ストレートでダウンを奪った。
このラウンドで一気に流れを引き寄せた伊藤は、その後も、ディアスを圧倒。
12ラウンドを戦い抜き、結果は、判定へともつれ込んだが、観客の誰もが、それを聞くまでもなく、伊藤の勝利を確信していた。
ジャッジ3人が伊藤を指示、最大9ポイント差がつく完勝。
伊藤は、リングで勝利の雄叫びをあげ、そして号泣した。

近年のチャンピオンは、アマチュアエリートからプロへ転向し、王者へと駆け上がっていくケースが多いが、伊藤は高校時代、バスケットボールの選手として活躍、駒沢大学時代にプロボクサーに転向、アマチュア経験は無い。
5年前からは、アメリカ・ロサンゼルスに練習拠点を移し、攻撃的なスタイルと、一発で相手を沈めるパワーを身につけた。
  
「僕は夢の途中。与えられるのならどんどんデカい試合をしていきたい」
端正なルックスと真っ向から打ち合うファイトスタイルで、本場アメリカのファンをも虜にした伊藤雅雪。
世界中が注目するビッグマッチへ、その夢の扉が開いた。


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