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Legend Story
18.07.28
徳島商VS魚津
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今から60年前の1958年、東京六大学野球のスーパースター、長嶋茂雄が立教大学から巨人に入団したこの年
夏の甲子園は、40回の節目を迎えた。
その準々決勝、徳島商業高校 対 富山県立魚津高校は、球史に残る投手戦となった。
主役を演じたのは、徳島商のエース・板東英二と、魚津のエース・村椿輝雄。
豪速球で三振の山を築く、快速右腕の坂東に対し、切れのいい球で打たせて取る技巧派右腕の村椿。

板東が自慢の速球で三振を奪えば、村椿は、カーブを低めに集め徳島商打線に付け入る隙を与えない。
両校無得点のまま試合は進み、スコアボードにはひたすら「0」が並んでいく。
試合は延長戦に突入し、ナイター照明が点灯した。

ここからも両投手一歩も引かず10回から17回まで板東、村椿とも、許した走者は、3人ずつ。
18回表、徳島商は、3塁にランナーを進めたが、スクイズを失敗し無得点。
その裏、板東が25個目の三振を奪い、魚津の攻撃を抑えベンチに戻ろうとしたときだった。
球審から集合がかかり、両チームの選手たちは、ホームベース前に整列。
そして、球審は、「明日も頑張りましょう」と声を掛けた。
大会史上初となる延長18回引き分け再試合。
試合時間3時間38分、時刻は、午後8時を回っていた。

翌日行われた再試合、徳島商の先発は板東、一方、魚津は、1年生投手が先発し、村椿は、リリーフで登板。
坂東は、9回を投げきって、打たれたヒットは5本、奪った三振は9つ。
徳島商を3対1で勝利に導いた。
決勝では、山口県の柳井高校に敗れたものの、板東がこの大会でマークした83奪三振は、60年の時を経てもなお、大会記録として残っている。

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