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Legend Story
18.05.12
衣笠祥雄
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鉄人と呼ばれた男・衣笠祥雄がこの世を去った。
広島一筋23年、プロ野球記録の2215試合連続出場は、未だ破られていない。
京都平安高校卒業後の1965年、広島に入団。
強肩と強打が売りのキャッチャーとして注目されたが、1年目のキャンプで右肩を故障。
2年目にファースト、後にサードにコンバート、走攻守三拍子そろった内野手として、そして赤ヘル打線の中軸として、80年代の広島黄金時代を牽引した。

不屈の闘志と強靭な肉体でケガをしても休まず出続け、
2215試合連続出場という偉大な記録を打ち立てた衣笠だが、
記録だけでなく、その人柄について語り継がれるエピソードがある。

79年8月1日の巨人戦、衣笠の連続試合出場に最大のピンチが訪れる。
巨人・西本のシュートが左肩を直撃し、肩甲骨を亀裂骨折した。
しかし衣笠は、翌日の巨人戦に代打で登場し、江川の剛速球にフルスイングで応えた。
3球三振について衣笠は、「1球目はファンの為、2球目は自分の為、3球目は西本君の為にスイングした」と語った。

そして、この年の日本シリーズ、近鉄と3勝3敗で迎えた第7戦、「江夏の21球」として知られる名場面。
4対3と広島が1点リードの9回裏、ノーアウト満塁。
抑えの江夏は、ピッチャー交代の準備を始めたベンチにイライラを募らせる。
そこにファーストの衣笠が歩み寄り、声を掛けた。
「お前がやめるなら、おれも一緒にやめてやる」
衣笠の覚悟で我に返った江夏は、絶体絶命のピンチをしのぎ、広島に初の日本一をもたらした。
多くのファンから愛された鉄人・衣笠祥雄の野球人生は、
偉大な記録と幾多のエピソードに彩られている。


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