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Legend Story
18.04.21
上原浩治
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3月31日の東京ドーム、開幕2戦目、伝統の巨人ー阪神戦。
8回表、1人の選手の登場に、球場のボルテージは最高潮に達した。

センター後方のオーロラビジョンには「Welcome Back」の文字。
登場曲「Sandstorm」が響き、ベンチから背番号「11」がマウンドに向かって走っていく。
メジャーから10年ぶりに古巣・巨人に復帰した上原浩治。

5対4、巨人が1点をリードして迎えた大事な場面。
持ち味の早いテンポでの投球と伝家の宝刀「スプリット」で、先頭の大山を3球三振、
続く、糸原をレフトフライ、高山をセカンドゴロに打ち取り、わずか11球で終わらせた。

メジャーリーグで世界の頂点に立った男は、猛虎打線を3人で斬ってとり、ベンチに戻るとチームメイトと勢い良くハイタッチ。
メジャーからの恒例行事で喜びを爆発させた。

上原は、1998年、逆指名で巨人に入団、プロ1年目で20勝を挙げ、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率と、
投手のタイトルを総なめ、ピッチャーとして最高の栄誉とされる沢村賞も獲得した。

海を渡りメジャーリーグでは、中継ぎ、クローザーとして活躍し、2013年、レッドソックス時代には、日本人初となるワールドシリーズの胴上げ投手となった。

巨人で10年、メジャーで9年、迎えた20年目の今シーズン、メジャーリーグの移籍市場は、歴史的な停滞を見せた。
当初は、「メジャーでなければ引退」と発言していた上原だったが、日本球界に復帰、古巣・巨人に帰ってきた。
そこにあったのは、「自分はやっぱり、野球がやりたい」という思い。
雑草から世界の頂点に立った上原浩治、その伝説は、まだ終わることはない。


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