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Legend Story
18.04.07
山中慎介
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ボクシング史に名を刻んだ1人のボクサーが引退した。
元WBC世界バンタム級王者・山中慎介。
王者としての連続防衛は、日本歴代2位の12を誇る。
身長171センチ、サウスポーのボクサーファイター。
強烈な左ストレートは「神の左」と呼ばれ、幾多の相手をマットに沈めてきた。

もともと野球少年だった山中がボクシングを始めたきっかけは、“浪速のジョー”こと辰吉丈一郎の試合を見たこと。
「強い男」に憧れ、高校からボクシングを始めると、3年の時には国体で優勝。
大学でもボクシングを続けていたが、今ひとつ身が入らず、ボクシングは、大学までで辞めようと決めていた。
しかし、4年の時に出場した国体が大きな転機となった。
キャプテンでありながら不甲斐ない内容で1回戦負けを喫し、「このままでは終われない・・・」と名門・帝拳ジムの門を叩いた。
アマチュア時代の山中の戦績は、47戦34勝・10KO・13敗。
「神の左」でKOの山を築いてきたプロ時代の山中から想像すると、勝ち星もKOの数も物足りない数字だった。
もともと左ストレートは強かったが、下半身との連動が上手く行っていなかったのだ。
プロになってからは、ロードワークにより下半身を徹底的に強化、強い踏み込みから1点をめがけて真っ直ぐ腕を伸ばし、拳をねじ込む。
この反復練習により磨き続けた山中の左ストレートは、「神の左」と呼ばれる一撃必殺の武器に変わった。
勝ち星を重ね、2011月、憧れの辰吉が巻いていたWBC世界バンタム級のベルトを獲得、去年8月まで、6年もの間守り続けた。
プロ生活12年、31戦27勝・19KO2分け2敗。
2敗は、ドーピング疑惑と体重オーバーを犯したルイス・ネリただ1人。
世界王座12連続防衛という偉大な記録と、「神の左」は、ファンの記憶に残り続けている。


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