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Legend Story
18.02.17
藤原新
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2012年2月26日、冬の東京を3万5千人のランナーが駆け抜けた東京マラソン。
東京ビッグサイトでゴールテープを切った1人の日本人選手が一躍脚光を浴びた。
2時間7分48秒の自己ベストで、全体2位、日本人1位でゴールインした藤原新。

長崎県の諫早高校から本格的に陸上を始め、拓殖大学では箱根駅伝に2度出場、1年の時に1区で10位、3年の時に4区で4位。
JR東日本に入社し、2008年の東京マラソンで2位となったが北京オリンピックは補欠にまわり、涙を飲んだ。
2010年3月に退社してプロランナーになったが、スポンサーからは、活動費未払いの末、契約解除され、無所属、無収入となった。
  
それでも、「オリンピックに出たい」という夢は諦めきれなかった。
バルセロオリンピックで銀メダルに輝いた森下広一の走りを見たときから、ずっと抱いてきた夢だった。

妻と1歳の娘を、妻の実家がある富山県に残して東京で一人暮らし。
貯金を切り崩しながら国立科学トレーニングセンターで寝泊まりし、ひたすら走り続けた。

東京マラソンは、ロンドンオリンピック代表の座をかけた一世一代の大勝負。
藤原は、25キロすぎに第2集団から飛び出すと、41キロ地点では、元世界記録保持者で、「皇帝」と呼ばれるエチオピアの英雄・ハイレを抜いた。

大歓声の中、両手を大きく広げてゴールイン。
脱サラし、マラソンにすべてをかけた孤高のランナー・藤原新が
オリンピックの夢を掴んだ。

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