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Legend Story
17.12.02
福岡国際マラソン
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1979年12月2日、
福岡国際マラソンは、史上最高の三つ巴の戦いとなった。
   
翌年に控えたモスクワオリンピックの選考会となったこのレース、
26歳の宗兄弟、早稲田大学4年生だった23歳の瀬古利彦が激突。
「最強トリオ」が牽引する日本の男子マラソン界は、
まさに黄金期を迎え、その注目度はかつてないほど高まっていた。

レースは、35キロ地点を過ぎて6人がダンゴ状態、
瀬古、宗兄弟、有力候補の伊藤国光、そして外国勢2人。
レースが動いたのは40キロ地点。
弟の宗猛がスパート、兄の宗茂が付いていく。瀬古が離された。
このまま宗兄弟がレースを制するのかと思われた、
しかし、平和台の陸上競技場に入る直前の上り坂で瀬古が追いついた。

3人は、ほぼダンゴ状態で競技場へ入る。スタンドは、嵐のような声援に包まれた。
先頭に宗猛、すぐ後ろに宗茂と瀬古。
残り200メートルで瀬古がラストスパート。
当時の瀬古は、「ラスト400メートルでは世界に敵なし」と言われるほどのスピードを誇っていた。
   
懸命に追いかける宗兄弟を振り切り、瀬古がゴール。
2時間10分35秒で2連覇を成し遂げた。
その2秒後に宗茂、さらに3秒後に宗猛が続いた。
   
3位の宗猛までが文句なしでモスクワオリンピック代表に内定。
しかし、日本は、政治的な理由でモスクワ・オリンピックをボイコット。
“でればメダル確実”と言われていた“最強トリオ”のモスクワ・オリンピックは、幻と消えた。

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