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Legend Story
17.11.18
荻原健司
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V字ジャンプを武器に、ノルディックスキー・複合で黄金時代を築いた荻原健司。

1992年、アルベールビル・オリンピックの複合団体で金メダルを獲得。
前半のジャンプで大きくリードし、後半のクロスカントリーで逃げ切るという必勝パターンで、ワールドカップでは、史上初となる、個人総合3連覇を達成した。

さらに94年、リレハンメルの複合団体で金メダルを獲得し、オリンピック2連覇を成し遂げ、キング・オブ・スキーと呼ばれた。

そんな無敵の荻原にとって最大の壁となったのがルール改正。
ジャンプの得点を低くする変更が度々行われた。

98年の長野、オリンピック3連覇が掛かる複合団体戦。
日本は、前半のジャンプを5位で終え、トップに21秒差でクロスカントリーをスタート。
第1走者の弟・次晴が力走し、3位まで順位を上げたものの、アンカー・健司がスタートしたときは6位。
すでにメダルは絶望的だったが、最後まで渾身の走りを見せ、順位を一つ上げて5位でゴールした。

4年後のソルトレイク、健司は、スキー人生最後のオリンピックに挑んだ。
金メダルに輝いたアルベールビルから10年、32歳になっていた。

複合個人では、ベストのジャンプを2本そろえ、力走したが11位、続く団体戦、日本はジャンプで貯金を作れず、8位。
そして、ラストランとなった複合個人スプリントは、33位に沈んだ。
ゴール後、ゆっくり顔を上げると、20年に及ぶ競技人生を振り返るようにしばらく遠くを見つめていた荻原健司。
完全燃焼…、その顔には、満足感が漂っていた。

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