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Legend Story
17.06.03
マイク・ピアッツァ

メジャーリーグ16年間で打率3割8厘、427本塁打をマーク、キャッチャー史上最高の打撃力を誇ったマイク・ピアッツァ。
キャッチャーとして出場し、放った396本塁打は、最多記録となっている。

多くの日本人がその存在を知ることになったのは1995年。
この年、日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった野茂英雄がドジャースに移籍。
68年生まれの同い年。ピアッツァは女房役として、“トルネード旋風”を陰で支えた。
絶対にボールを後ろにそらさない。捕球できなければ体で止める。
サードにランナーがいても、野茂がフォークを思い切り投げられたのはそのためだ。

また、英語が苦手な野茂を励ますため簡単な日本語を覚え、マウンドに駆け寄ると「行こうぜ」「集中」と言った励ましの言葉をかけた。
そして1996年9月17日のロッキーズ戦、ピアッツァと野茂のバッテリーは、メジャー史に伝説を刻む。
雨上がりでぬかるむグラウンドの中、ロッキーズ打線をノーヒットに封じ込め続け
9回ツーアウト、2ボール2ストライク。フーと息を吐き、野茂が投げ込んだ110球目は、大きな弧を描いて真ん中低めに落ちた。

バットが空を切る。ピアッツァはミットで捕球しながら、既に右手を突き上げていた。
マウンドで小さくガッツポーズをした野茂に駆け寄り、飛びついて喜びを爆発させたピアッツァ。
試合後の野茂は、冷静に語った。
「ぬかるんだマウンドはコントロールしにくい。それを知って、リードしてくれるキャッチャーがいる。ピアッツァがこの試合を支えてくれた」。


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