• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Legend Story
Legend Story
17.04.29
怪物・松坂vs天才・イチロー

1999年5月16日、日曜日の西武ドームには、早朝から門の前にはファンが長打の列を作り、球場にはおよそ5万人の観衆が詰めかけた。

平成の怪物・松坂大輔と天才・イチローの初対決。
前年の夏の甲子園の決勝でノーヒット・ノーランを成し遂げ、横浜高校に春夏連覇をもたらした西武のスーパールーキー・松坂。
   
かたや、94年に210安打の日本記録を達成し、その年から5年連続で首位打者に輝いていたオリックス・イチロー。

その初対決、イチローの第1打席。
初球、インコース低めへのストレートは149キロ、判定はボール。
2球目はインコース高め、153キロのストレートをイチローが強振してファウル。
その後、松坂がカウント2ボール2ストライクと追い込んでからの5球目。
インコース高めへの151キロのストレート。
またもファウル。
観客席からは1球ごとに、どよめきとため息が漏れた。
   
6球目、松坂が初めてアウトコースの高めに投じたストレート。
球速は147キロだったが、手元でグンと伸びるボールに、イチローのバットが空を切った。
   
第2打席、イチローには珍しく見逃しの三振。
第3打席、5球続けてのストレート、6球目、136キロのスライダーにタイミングを外され空振り三振。
滅多に三振をすることがないイチローが、3打席連続三振を喫した。

お立ち台に立った松坂は、「自信から確信に変わりました」と力強く語り、イチローは、「久しぶりに勝負以外でも楽しむことができた」と笑った。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

4月29日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。