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Legend Story
17.04.22
ジョホールバルの歓喜

1997年11月16日、スコールに洗われたマレーシア・ジョホールバルのピッチの上に、三浦カズ、中山、名波、中田ヒデ、井原…、当時の日本サッカー界を牽引する選手たちが立った。
ドーハの悲劇から4年、日本は、フランスワールドカップへの切符を懸けてイランと対戦。

一進一退の攻防が動いたのは、前半39分。
中田のスルーパスに素早く反応した中山が、サイドキックでキーパーの脇を抜くシュート。
日本に待望の先制点をもたらした。

1対0とリードして前半を折り返したが、後半はイランペース。
開始25秒でアジジに同点ゴールを決められると、14分にはダエイのヘディングシュートで逆転を許した。

後半18分、岡田監督は大胆な采配を見せる。
2トップの三浦カズと中山を同時に下げ、城、呂比須を投入、すると、この作戦が功を奏す。
後半31分、中田の左サイドからのクロスに城が頭で合わせ、同点ゴール。
試合は、得点した時点で勝利が決まるVゴール方式の延長戦にもつれ込んだ。
迎えた延長戦、岡田監督は、北澤に変えて岡野を投入。
しかし、岡野は、ことごとく決定機を外し、ベンチでは、岡田監督がその度に頭を抱えた。

このままPK戦かと思われた延長後半13分、待望の瞬間が訪れる。
中田がドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア付近からシュート。
キーパーが弾く。
そこに走りこんでいたのは、岡野。
スライディングしながら右足で押し込み、Vゴール!
118分の激闘を制し、ワールドカップの出場権をもぎ取った日本。
列島が揺れ、ジョホールバルの夜空に歓喜の歌が響き渡った。


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