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Legend Story
17.02.04
イバノビッチ 引退

2007年の全仏オープン女子シングルスは、大会3連覇を狙った第1シードのジュスティーヌ・エナンが、下馬評通りの実力で、3年連続4度目の優勝を飾った。
しかし、この大会を盛り上げたのは、優勝したエナンでも、妖精、マリア・シャラポワでもなかった。

4大大会で初めて決勝に進出し、準優勝を果たした、アナ・イバノビッチ。
準々決勝では、クズネツォワ、準決勝でシャラポワと、次々と強豪を撃破。
その実欲とモデル顔負けの美貌で世界中のテニスファンを虜にした。

同じセルビア出身のモニカ・セレシュに憧れ、5歳の時からテニス・スクールに通い始めたイバノビッチ。
当時のセルビアは、政情不安定で内戦の真っ最中。
イバノビッチが11歳の時には、毎日のように空爆が行われたが、彼女のテニスに対する情熱は少しも失われることなく、空爆の合間を縫ってコートでボールを打った。

2003年にプロデビュー。
184センチの恵まれた体格を活かし、時速190キロ近い高速サーブと強烈なフォアを武器に瞬く間に頭角を現した。
   
ベストシーズンは、デビュー5年後の2008年。
全豪オープンでは準優勝、全仏オープンでは、決勝戦でサフィナを破り、初の4大大会シングルス優勝を達成。
同時に、世界ランキングは、シャラポワを抜いて1位となった。
弱冠20歳にして頂点へ上り詰めたイバノビッチだったが、その翌年からは、怪我と精神的プレッシャーから成績は低迷。
トップ20からも滑り落ちた。
不振に苦しんだ時期を乗り越えて、再び本来の輝きを見せたのが2014年。
軽快なフットワークを武器に、2008年を上回るシーズン4勝を挙げイバノビッチは、「今が一番幸せ」と、弾けるような笑顔で語った。


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