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Legend Story
17.01.21
リオパラリンピック 道下・美里

気温32度。
強い日差しの下行われたリオデジャネイロ・パラリンピック「視覚障害者女子マラソン」。
身長144センチの“小さなエース”、道下美里は、銀メダルを獲得した。
   
道下の目に異常が見つかったのは小学生の時。
3万人に1人という角膜の病気にかかり、中学2年で右目の視力を失った。
短大を卒業して調理師として働いていた25歳のころ、今度は左目の視力も悪化、光や輪郭をぼんやりと感じる程度になった。
仕事を辞め、家に引きこもり、未来に希望を見いだせない日々を過ごした。

そんな道下に立ち直るきっかけをくれたのが走ることだった。
目的は引きこもりの生活で増えた体重を減らすためのダイエット。
走れば走るほど距離は伸び、その成果が再び道下に生きる力を与えた。
   
30歳を過ぎてフルマラソンに初挑戦。
36歳で世界ランキング1位に上り詰めた。
練習は週7日、どんなに天気が悪くても休むことはない。
パラリンピックの舞台に立つこと夢見てひたすら走り続けてきた。

人生を変えてくれた走ること、その中で知った走ることの喜び、伴走者を始めサポートしてくれる人たちに感謝しながら、道下はリオを走った。
   
20キロ付近で「ギア」を一段上げ3位へ。
そして、30キロ付近で2位に立つと、そのままゴール。
3時間6分52秒。
   
世界の女子にとって初めてとなる大舞台で掴んだ銀メダル。
道下美里は、リオで笑顔という大輪の花を咲かせた。


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