2016年11月6日、世界が切望したひとりのボクサーが現役復帰、1年6か月ぶり世界王者に返り咲いた。
マニー・パッキャオ。
史上二人目の6階級制覇という偉業を達成し、1試合でおよそ140億円を稼いだことがある生ける伝説。
　　
フィリピンの貧しい田舎町に生まれ、内戦の中育ったパッキャオ。
12歳の時にボクシングと出会い、家計の足しにするため大会に出場。
賞金はわずか2ドル…。
貧困であることには変わりなかった。

16歳でプロデビューし、1998年フライ級の世界王座を獲得。
2001年、アメリカにチャンスを求めていたパッキャオに千載一遇のチャンスが巡ってくる。
当時、スーパーバンタム級最強と言われていたリーロ・レジャバ。
それに挑戦予定の選手が急遽欠場。
代役として、荒削りでまだまだ無名に近かった22歳のパッキャオが選ばれたのだ。
誰もがチャンピオンの勝利を疑わなかった。
しかし…、結果はパッキャオが6ラウンドTKO勝利。
衝撃と共に、その名が世界中に広まった。
その後も歴史的な番狂わせを次々と起こし、パッキャオは、サクセスストーリーを加速させていく。
2003年には、世界的スーパースター、メキシコのマルコ・アントニオ・バレラと対戦。
一部のファンしかその存在しかしらないパッキャオが11ラウンドTKO勝利。
そして、2008年12月、アメリカの英雄、オスカー・デラホーヤとのドリームマッチを制し、名実ともにボクシング界のスーパースターとなった。

強い相手を求め、ことごとく粉砕してきたマニー・パッキャオ。
伝説の第二章が幕を開けた。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう！

「12月10日（土）OA分の放送はこちら」