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Legend Story
16.11.26
上地結衣 リオ 銅メダル

上地結衣がリオ・パラリンピックで最後に臨んだのは、決勝の舞台ではなかった。
前日の準決勝で敗れた後には悔し涙を流したが、気持ちを切り替え臨んだ3位決定戦。
上地は、サーブの球速が30キロも上回るオランダの新鋭を、持ち前のチェアワークと正確なストロークで圧倒、ゲームカウント2対0のストレート勝ちした。
勝利が決まった後の笑顔は、スタンドにいる母親を見て泣き顔へ…。
あふれる涙はこれまでの激闘の証だった。

生まれつき両足にマヒがあった上地は、11歳で車いすテニスを始め、史上最年少の14歳で日本ランク1位になった。
   
18歳で出場したロンドン・パラリンピックではベスト8。
2014年には世界4大ツアーを制覇し、弱冠20歳でダブルスの年間グランドスラムを達成した。

世界的プレーヤーとなった上地の照準はリオ・パラリンピックでの金メダル。

外国人選手に比べ小柄でショットの球速が劣る弱点を克服するため、チェアワークとショットの精度に磨きをかけバックハンドのトップスピンを体得した。
この技は強い筋力を要するため、世界でも使える女子選手はほとんど居ない。
上地は毎日4時間の練習のほとんどを技の習得に費やした。

目標の金メダルには届かなかったが、獲得した初のメダルは、4年後への布石。
「金メダルに対しての気持ちは、今大会でより強くなった。」
と語る上地結衣は、26歳で迎える2020年の東京オリンピックを見据えている。


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