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Legend Story
16.05.07
グレッグ・マダックス メジャー史上屈指の技巧派投手

その正確無比のコントロールから、”精密機械”と呼ばれたメジャー屈指の技巧派投手 グレッグ・マダックス。
 
速球は140キロ前後ながら、微妙に曲がりながら落ちる魔球「サークルチェンジ」をストライクゾーンのコーナーに散らし、20年連続2ケタ勝利を挙げた。
 
彼が「90年代最高の投手」と称される理由は、抜群のコントロールと打ち立てた記録だけではない。
    
2001年8月12日のダイヤモンドバックス戦。
マダックスは、6月20日からこの日まで連続無四死球記録を続けていた。
しかし…

3回、1アウト二塁のピンチ。
マダックスがベンチを見ると、監督が4本の指を振っている。
するとマダックスは素直に指示に従い、敬遠した。

マダックスの連続無四死球記録は、72回3分の1のナ・リーグ記録更新でストップ。

大記録がストップしたことで、監督の指示に対しては賛否両論。
しかし試合後、マダックスは、いつも通り冷静に語った。

「一番大事なのはチームの勝ち負けだ。監督の作戦は正しかった」と。

最優秀防御率4回、最多勝3回、サイ・ヤング賞4回と、
個人の記録をいくつも打ち立ててきたグレッグ・マダックスだったが、常にその心にあるのは、フォア・ザ・チームの精神だった。

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Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。