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Legend Story
16.03.26
選抜 宜野座旋風

2001年、第73回選抜高校野球大会、人口およそ5000人の村から来たナインが、甲子園に旋風を巻き起こした。

この大会から新設された「21世紀枠」で初出場した沖縄県・宜野座高校。
エース・比嘉(ひが)を中心とした堅い守りと、コンパクトに振り抜くシャープなバッティング、走者をバントで得点圏に送る堅実な攻めでベスト4まで勝ち上がった。

2回戦から登場した宜野座高校は、初戦で岐阜第一を7対2で破り、3回戦では、神奈川県の桐光学園を相手に4対3と接戦を制した。

準々決勝では地元大阪の浪速を延長11回で下し、甲子園の予選激戦区を勝ち抜いたチームを次々撃破した。

地元出身者ばかりのチームは、南国の太陽のような明るさがあった。
ピンチの円陣は、常に笑いに包まれ、安富キャプテンは「終わったらたこ焼きを食べに行こう!」と、ナインを和ませた。
伝令も選手に任せる奥浜監督は、さい配でも選手の自主性を重んじた。
   
固いチームワークとピンチでも野球を楽しむ姿勢、そして甲子園という大舞台で、当たり前のことを当たり前にできた強い精神力が、全国の強豪を相手に堂々と渡り合えることにつながったのだ。

準決勝では仙台育英に1対7と完敗したが、ヤンバルの少年たちが起こした“宜野座旋風”は甲子園にさわやかな余韻を残した。

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Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。