今週の「ATHLETE NEWS」は、ビーチサッカー日本代表のエースストライカー・山内悠誠選手です。ビーチサッカーの魅力について伺いました。
ービーチサッカーとはどんな競技なのか教えていただけますか?
「フットサルに似ているんですけど、1チーム5人、12分の3ピリオド、合計36分で試合をします。コートのサイズはフットサルよりちょっと広くて、ゴールは少年用の大きさくらいですね。ボールの大きさはサッカーと同じ5号球なんですけど、表面がちょっと柔らかくなっています」
ー砂があるからこそのプレーなどもあるんですか?
「砂が柔らかいので、オーバーヘッドなどアクロバティックなプレーが出来たりするんですよ。サッカーだと、ゴロのパスをするのがメインだと思うんですけど。砂でデコボコなので、浮いた玉でパスやシュートをします」
ーサッカーと違うルールはどんなところですか?
「オフサイドが無いところと、メンバー交代が自由です。1チームのメンバーが12人なので、フィールド5人、ベンチ7人、キーパー以外が交代する感じですね。あとは、オーバーヘッドモーションに入ったら、ディフェンダーは触ることが出来ないんです。触れるとファウルになってしまうんですよ。
フリーキックは、ファウルをもらった選手しか蹴られなくて、ボールをセットしたラインから前にキーパー以外がいてはいけないので、壁が作れないんですよ。ファウルをすると、ちょっと距離が遠いPKみたいになっちゃうので、みんなファウルには気を付けますね」
ー7月にポルトガルでビーチサッカーのワールドカップが行われますね。初戦では開催国のポルトガルと対戦します、世界で日本の立ち位置はどこにあるんですか?
「ベスト8、ベスト4を狙える立ち位置にはいますね。日本の強みは、粘り強さや組織力。前回大会はベスト8でブラジル代表と対戦して「3-4」1点差という惜しい形で負けました。
今回は、勝ち上がりやすい対戦相手になっていてベスト4が見える組み合わせです。ベスト4まで行けば、勢いで優勝が見えるんじゃないかと思っています」
ー山内選手は、どんなプレーを見せてくださいますか?
「僕は前の選手なので、点をとることだけを考えてプレーするので、そこを見てほしいですね」
ー毎回、ゲストの方にお気に入りの一曲を伺っています。山内選手が自分を鼓舞するために聴いている曲や、集中力を高めるためによく聴いている曲はありますか?
「僕は、ゆずの「栄光の架橋」を試合前、部屋を出る時にリピートしてずっと聴いていますね。僕はもともと、プロサッカー選手を目指していて、その頃にこの曲が流れていて、プロサッカー選手になれなかったり、悔しかった時期でした。
ビーチサッカーに出会って、日本代表になれて、戦う事が出来るようになったときに改めて聴くと、悔しい時期とかを鮮明に思い出させてくれて、初心に戻れる曲です」
ー最後に、リスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
「ビーチサッカーは、まだマイナーな競技ですけど子どもの頃からやる競技としては良いと思うので、ぜひ、皆さんにもやって欲しいですね。6月20日、21日に沖縄でワールドカップ前の親善試合があるので、ぜひ、観に来てほしいですね。そして7月のワールドカップを応援していただければなと思っています」