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Athelete News
15.02.07
より高く、より強く。その先に広がる世界を目指して
今週の「ATHLETE NEWS」は、バスケット「3×3」の日本代表、落合知也選手をゲストにお迎えしました。

落合選手は、去年誕生した「3×3」の国内最高峰リーグ「PREMIER.EXE」でチームの中心選手として活躍されました。さらに、バスケ1on1の世界No.1を決める大会の日本予選「Red Bull King of the Rock Japan Final」で優勝。

現在は5人制のNBDL大塚商会アルファーズでスターティングメンバーとしてリーグ戦を戦っています。



ー「3×3」もあって「1on1」の大会にも出て、5人制のリーグにも所属していらっしゃる。そんな事が可能なんですか?

「可能にしてますね(笑)。僕以外では、いないですよ(笑)」

ー人数の違いがあっても、同じバスケなんですか?

「別物と考えてもらっていいと思います。自分でやっていても、5人だと出来ない事が「3×3」では出来たり。5人制だとチームで守ったり、チームで攻めたりという戦術がたくさんあったりします。「3×3」はとにかく展開が早く、オフェンスの時間は12秒しかないんですよ。5人制だと24秒です。なので、戦術を組んだりとか、そういう時間がないんです。個人の状況判断能力がすごい求められますし、あとはスペースがあるので、より一対一というシチュエーションが多いですね」

ー3種類やっていると、変な癖がついたりはしないですか?

「ありますね(笑)。例えば「3×3」は体のぶつかり合いが激しいんですよ。あまりファールが鳴らなかったりとか、5人制でとられるファールが3人制では鳴らなかったり、「3×3」をやって、次の日5人制の試合という時に、激しくいったらファールになってしまったりね(笑)。あとは、ボールが違うんですよ。5人制は7号球なんですよ。「3×3」は6号球、1on1は7号球ですね」

ー「3×3」は去年、新しいバスケの形としてスタートしました。国内リーグ「PREMIER.EXE」初年度を振り返ってみていかがだったでしょうか?

「初年度、新しいリーグということで、探り探りやっていて。問題や課題もあったんですけど、バスケットを知らない人、「3x3」を知らない人へのアピールは出来たかなと思います。これから、もっともっと人気が出たらないいなと思います。外でやるので、例えばショッピングモールの外でやっていたら、全然関係ないお客さんが見て、面白いねと思える様な環境でバスケが出来るんですよ」

ーより普及していって、国際大会があったりオリンピックになった時に、会場じゃなくてストリートでやったら斬新ですよね

「東京オリンピックに正式種目目指してる競技なので、競技になったら、外にどれだけお客さんが入るとか夢は広がりますね(笑)」

ー「3×3」はストリートの「3on3」を元にしているので、そういう文化、カルチャーがあったりしますね

「音楽がガンガンかかっていて、MCとDJがいて、その中でバスケをやるので、それはまた5人制とは違いますね」

ーこれから、どんな風に盛り上がっていくことを想像していますか?

「やっぱり国内での「3x3」の認知度が低いですし、もともとバスケが日本ではマイナーというのもありますけど、47都道府県で大会が頻繁に開催される様なイメージはあってほしいなと思います。各都道府県で大会を増やしていって、日本選手権を優勝したチームが世界大会に出て行ったり、そういう流れが理想だったりしますね」

ー「3×3」は、人数が少なくてもチームを作れるわけじゃないですか。作りやすさで言えばフットワークが軽そうですね。全国各地に特色あるチームが出て来ると、ますます盛り上がっていきますよね

「ファンの方で「バスケをやりたいと思って、素人なんですけど始めました」という方がいて、地元の友達と「3×3」の大会に出たいと思ますと言ってくれて、すごい嬉しかったですね。そういう選手も増えてほしいですし、僕みたいに一回大学でバスケ熱冷めた選手とかも、「3×3」で、もう一回世界大会に出れる様な選手が出て来てほしいと思います。夢がある競技だと思うので楽しみですね」

ー落合選手の「3x3」での今年の目標を聞かせていただきたいのですが?

「まず「3x3」は、一昨年はアジアで一位だったんですよ。個人のランキングがあって、大会によってグレードが違います。世界大会でいい成績を残したらポイントが高いとか、その採点方法は不確かなんですけど、たぶん得点だと思うんですよね(笑)。一昨年は日本で1位、アジアで1位、世界で15位までいったんですけど、去年のシーズンでアジア5位まで落ちてしまったり、世界でも70位くらいまで落ちてしまったので、今年はどうにか世界大会でも結果を残して、日本人でも出来るという証明をしたいなと思うので、アジア1位、世界でも10位以内に入りたいと思います」

ートップ10に入って来たら、そうとうすごい事ですよね

「そうすれば、「3x3」もバスケも盛り上げられると思うので、自分を通して盛り上げていきたいですね」

ー5人制の今年の目標は何ですか?

「僕のリーグは9チームあって、そのうちの5位なんですけど、4位以上がプレーオフに出られるんですよ。なので、まずは4位以内に入ってプレーオフで優勝する事ですね。そこを目指しています」

ー今、バスケットボールはリーグが2つあって問題になっていますよね?

「FIBAからの制裁が解除されないと、僕の日本代表としての活動も制限されちゃうので。ただ「3x3」に関しては、個人の活動で世界大会に出られたりするんですよ」

ー「3x3」の日本代表に対しても制裁はあるということですか?

「そうですね。全カテゴリーに制裁があるので、日本代表として世界大会とか海外の試合には出れないんですよね」

ーこれはいち早くすっきりしてほしいですよね。バスケットを広めようとしているのに、それが足かせになってしまうのは大きな問題ですよね

「そこの問題は協会だけではなくて、選手にも責任があるので、僕たちでも何かしら行動出来る事があると思います。どうにかして変えていかないと、子供達の夢を奪ってしまう事にもなるので。自分たちの代表活動もそうですけど、そこはいち早く変えないといけないとこですね」

ー最後に、リスナーの皆さんにメッセージをお願い出来ますか?

「バスケットボール全体の問題が色々騒がれていますが、自分が先頭に立って盛り上げていきたいなと思っていますし、自分を通してバスケットボールをメジャーにしていきたいと思っているので、これをきっかけにバスケを見たいと思ってくれる方がいたら、ぜひ観に来てほしいですね!」

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。