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Athelete News
14.08.30
2年後、そして6年後に見る景色
今週の「ATHLETE NEWS」は、先週に引き続き体操界に現れた超新星"ひねり王子"こと白井健三選手です。先週は床と跳馬で2冠に輝いたインターハイの総括、そして、ひねりのコツなどを伺いました。

今週は2年後のリオ、そして2020年の東京オリンピックへの思いを伺いました。


ー3歳から体操を始めたという事ですが、ご両親が体操クラブをご指導していて2人のお兄さんも体操をやっていた。やはり体操は身近なものでしたか?

白井「周りの友達がブランコやすべり台をやっている感覚が、僕のトランポリンだったという感じなので、今思うと幸せな環境にいたと思います」

ー初めて体操に触れた時、どんな事からはじめたか覚えていますか?

白井「最初はただ連れられて体育館にいただけなので、体育館は第二の家のような感じでした。学校と同じくらい行っていたので、行くのが当然だと思っていました。見て楽しんで、飽きたら寝てという感じで本当に家の様に使っていましたね(笑)」

ー鉄棒や平行棒、小さい時は恐いという感覚は無かったんですか?

白井「小さい時は楽しいなという感覚が強くて、今だと恐くて出来ない技も小さい頃は出来る様になりたいという憧れが強かったです。好奇心が先立ってましたね。小さい頃にいっぱいやっていた分、今プラスになってるのではないかと思います」

ー体操をやっていて一番楽しいと感じるのは、どんな瞬間ですか?

白井「新しい技が出来た時とか、こないだのインターハイの様にいい結果が出せた時は本当にやってて良かったなと思います。笑顔で楽しくやれてることが良いと思います」

【世界を舞台に】

ー普段プライベートな時間はあるんですか?

白井「週に一回休みはあるんですけど、ほとんどここのクラブの子といますね。学校がある日は学校からそのままバスで体育館に来て、それで一日終わっちゃう感じですね。午前が学校、午後が体操という感じです。忙しい感覚というのは無くて、毎日楽しく過ごせているので、逆に生活リズムの一部になっているんじゃないかと思っています」

ー本格的に体操と向き合ったのはいつ頃ですか?

白井「高校1年生の11月に行われた種目別の全日本選手権の大会があったんです。その大会でゆかで失敗をした時、考える大切さを知りました。そこから頭で考える体操を始めましたね。それまでは、どんな状態でも体の感覚だけで体操をしてたんですけど、やっぱり頭で考えないと技は安定しないなと初めて気付かされて、今となってはあの失敗は絶対に必要だったんだなと思っています」

ー考えるというのは例えばどんな事を考えるんですか?

白井「例えば一つの技、ここのポイントをおさえれば絶対に成功するというポイントがあるんです。そのポイントが体だけで体操していると無い状態になってしまいます。一個一個の技が不安定になって、失敗も多くなってしまうんです。頭で考える様になってからは失敗は減りました」

ー10月には2年連続で臨む世界選手権がありますね、目標を聞かせて下さい。

白井「去年、ゆかのチャンピオンになったので、今年もそれを達成して2連覇する事は目標です。今年はチーム戦があるので最年少として、チームを勢いづけられるように頑張っていきたいというのが今の一番の目標です」

ー今の調子はいかがですか?

白井「調子は良いですね。インターハイが終わったばかりで、体もいい状態に保てているので、このままこの状態をキープしていきたいと思います」

ー2年後には「リオデジャネイロオリンピック」2020年に「東京オリンピック」があります。それぞれどんな存在でありたいですか?

白井「リオデジャネイロは若いうちに迎えるオリンピックになるので、もし出れたとしたら挑戦したいなという気持ちが大きいです。「東京オリンピック」は23歳で迎えるので、そこはしっかりチームを引っ張る存在になっていたいです」

ー「リオデジャネイロオリンピック」で19歳、「東京オリンピック」では23歳、体操選手としては人生の中でどういった位置にあるんですか?

白井「19歳は若手で勢いのある時なんですけど、23歳は経験も付いて来てて、一番いい時期だと思います。東京にオリンピックを持って来てくれた方々に本当に感謝したいですね」

ーご自身はどんな体操選手でありたいと考えていますか?

白井「ゆかと跳馬をはじめ、難易度の高い技を揃える事が出来るのが自分の良い所だと思っているので、そこを見ている皆さんに期待して見てほしいと思います」

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。