今週の「ATHLETE NEWS」は「FIFA U-17 女子ワールドカップコスタリカ2014」でキャプテンとして日本代表を牽引し、大会MVPに輝いた杉田妃和選手です。
ー「FIFA U-17 女子ワールドカップコスタリカ2014」を、改めて振り返ってみてどんな大会でしたか?
「すごく楽しかったし、初戦は緊張したけど、緊張より楽しさが大きかったです。振り返ると、チームが違うので集まる事もないけど、また一緒にサッカーをしたいなと思います」
ー大会を通して、楽しかったなと思うご自身のベストプレーは?
「自分が点に絡んだときは楽しかったですね。ゴールを決めたり、自分がアシストしたり、そういうプレーが楽しかったです。セットプレーは、自分のチームで蹴ったりしないんだけど、ワールドカップで蹴って点につながったので自信になりました。今のチームでもコーナーキックやフリーキックを蹴るシーンが増えました」
ーMVPに選ばれた気持ちはいかがですか?
「最初は信じられなかったですね。日本に帰って来てから「おめでとう」とか「良かったね」と言われる事で、ちょっとずつ実感がわいてきました。でも、それ以上にもっと頑張ろうと思いました。
試合前に、チームでミーティングをしていて、模造紙みたいな神があったんですけど、2枚あって、そのうちの1枚には攻撃で自分たちがどういうプレーをして、守備ではどういうブレーをするかをまとめているんです。
もう一枚は、その試合で自分が何をするとか、どんなプレーをしたいかを一人一言書いて試合に臨んだので、それを意識して戦えていたのかなと思います」
ー目的が明確になっていると、プレー面も引き締まりますか?
「何も考えずに試合をしてると、「終わっちゃった」で試合も終わっちゃうので、しっかり考えて入る事で、それが出来なかったら出来なかったで課題にもなります。
それが出来れば自分の自信にもつながると思います。今も自分のチームでそういう風にやろうと言っています。
今年3年生で、みんなとプレー出来るのもあと1年ないんですよね。そういう事を考えると、大事にしないといけないという思いもあるし、自分も成長したい、上手くなりたいという思いもあります。
自分がワールドカップに出て優勝して、MVPをとったというだけじゃなくて、それをチームの役に立てる様なプレーが出来る様になりたいと思ったし、しないといけないなと感じました。
サッカー中にも自分が思う事だったり、伝えたい事は、しっかり自分の口で相手に伝えてコミュニケーションをとらないと、サッカーの中でも上手くいかないし、チームの中でも嫌いだったり、嫌な選手がいるからって、バラバラなプレーをしちゃうと、自分たちが目指してるところへは絶対に行けないんだなと学びました」