今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、東京オリンピックのスケートボード女子ストリートで銅メダルに輝いた、中山楓奈選手をゲストにお迎えしました。
中山楓奈(なかやま・ふうな)選手は、富山県出身の16歳・高校1年生。
9歳で本格的に競技を始め、2019年の日本選手権で13歳にして初優勝、今年6月の世界選手権は6位に入り、東京オリンピックの代表入りを決定づけました。
そして、東京オリンピックのスケートボード・女子ストリートでは、見事、銅メダルを獲得されました。
──東京オリンピックで、競技以外の思い出は何かありますか?
錦織圭選手に声をかけてもらったことが思い出に残っています。
メダルを獲って選手村に帰った時に、たまたますれ違って、「おめでとうございます」みたいなことを言ってもらいました。
──オリンピック期間中は選手村で過ごされたんですか? あの有名なダンボールのベッドは、寝心地はどうでしたか?
はい。とても寝やすかったです。
──食堂で、お気に入りの食事とかはありましたか?
ピザが美味しかったです。
──海外の選手とかが、色々SNSで「これが美味しい」「あれが良かった」とか発信してくれていて、何か日本人としてすごく嬉しくなって、“ちょっと食べてみたかったなぁ”なんて思って見てましたから、羨ましい!
そして、スケートボードはやっぱり10代の若い選手が多いですよね。これはやっぱり、小さい頃からやってる方が乗れるんですか?
小さい時から乗っていた方が、スケートボードの感覚とかもありますし、(スケートボードを始めるなら)若い方がいいんじゃないかと思います。
──僕、スケートボードを全然やったことがなくて。ちょっと49歳からだと厳しいですか?
全然大丈夫だと思います!
──そして中山選手は髪型が特徴的というか、とても長い髪でいらっしゃいますが、ヘアスタイルのこだわりがあったりするんですか?
(髪が長いのが)カッコいいなと思って、ロングヘアに伸ばしました。(髪の毛を染める予定は)今のところないですね。
──黒髪でロングヘアというのがカッコいいですよね。
そして、海外転戦のために英語を勉強されているんですか?
少し前まで勉強していました。
──今回のオリンピックはもちろん、その前の海外での戦いでも英語でインタビューもされてましたものね。スケートボードは日本でも盛んになってきていますけれども、アメリカ(が本場)ということで、今後、海外に挑戦してみたいと思ってらっしゃるんですか?
はい。海外の大会でも活躍したいなって思っています。
──そして、漫画を読むのがお好きなんですか? 今ハマっている作品はありますか?
好きです。「黒執事」(スクウェア・エニックス刊)という漫画にハマっています。
──東京オリンピックの試合後の記者会見で「ご褒美に漫画を買ってもらいたい」とおっしゃってましたけれども、その漫画が「黒執事」なんですね。一気に(現在までの)全巻を買ってもらったんですか?
途中まで自分のお年玉とかで買っていたので、途中から最後まで買ってもらいました(笑)。(漫画は)ゆっくり時間をかけて、全部読んでいくタイプです。
──そして、2019年には日本選手権で優勝されていますし、中山選手の活躍を見て、周りでスケートボードをやる子が増えたりしてますか?
少しずつ増えてきていると思います。(友達などに、スケートボードを)「教えて」というのは、たまに言われたりします。スケートパークに来てくれたら一緒に滑りたいなって思っています。
──富山にすごく立派なスケートパークができて、それが(スケートボードを)始めるきっかけだったんですよね。それができていなかったら、スケートボードをやってなかったかもしれないし、運命って面白いですよね。
中山選手たちのご活躍で、スケートボード界に大きな影響を与えたと思います。今回オリンピックを見て、「やりたい」っていう子供たちが一気に増えると思います。
増えてくれたら嬉しいですね。
──「ストリート」って、いわゆる公園を模したものをわざわざ作っているじゃないですか。でも、街中を歩いてたら至る所に手すりがありますよね。“あそこ、ちょっとチャレンジしたいな”とか思ったりしませんか?
思ったりしてます(笑)。
──やっぱりするんですね(笑)。
そして、3年後にはすぐパリ・オリンピックがやってきます。パリにも挑戦したいですか?
出れるなら出てみたいなって思います。
──3年後はまだ19歳、まだ10代ですもんね。ちなみにパリオリンピックは、パリの有名な場所を使ってそれぞれ会場にすると閉会式で紹介していましたが、閉会式は見ていましたか?
閉会式は途中から見ていました。
──スケートボードは、コンコルド広場。あの有名なシャンゼリゼ通りの端にあるところを使ってやるみたいなので、そういう名所でスケートボードをやってみたいとか、パリオリンピックへの意欲が湧いたんじゃないですか?
有名な場所で、有名な選手たちと滑りたいなと思います。
──東京オリンピックでは「フロントサイド K グラインド」を成功させていましたが、今挑戦してる技は何かあったりしますか?
今はフロントKだけじゃダメだなと思って、何か違う技ができないかなと、今練習中です。
──技というのは、オリジナルで考えるんですか? それとも、誰かがやっている動画とかを見て、「やってみよう」と思うんですか?
インスタ(Instagram)とかで、上手な選手がやっている動画を見て、“これ、やってみたいな!”って思って、練習をしています。
──さて、この番組ではゲストの方にcheer up songを伺っています。今週も、中山選手の心の支えになってる曲を教えてください。
水曜日のカンパネラの「桃太郎」です。
──先週の「ラスカル」からガラッと変わって(笑)。でも、これはちょっと前の曲じゃないですか?
親に教えてもらって聴いていました。
──この曲は(水曜日のカンパネラの、元)ボーカルのコムアイさんも「わからずに歌っている」って言っていたほど難しい曲だと思いますが、どういうところに惹かれました?
テンポが速くてテンションが上がるので、聴いています。
──これも滑る前に聴いたりされるんですか?
滑りながら聴いていますね。
──中山選手の年代だと、カラオケとかにはあまり行ったりしないんですか?
カラオケは行かないですね。(この曲は)歌うのは苦手で、聴くのが大好きです。
──最後に、スケートボードの楽しさ、面白さを教えてください。
(スケートボードは)年齢や性別や国など関係なく、(選手みんなが)楽しく友達になって滑ることができるところが面白いです。
──やっぱり、難しいトリックを決めた瞬間というのは、達成感というか爽快感があるんですか?
私は、オリンピックで決めた技がオリンピックでの目標だったので、(決めた瞬間は)達成感とか安心感がすごかったです。
今週のゲスト、中山楓奈選手のサイン入り色紙を1名様にプレゼントします!
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