今週の「Athlete News」は、陸上の女子100mハードルで東京オリンピック出場を目指す、清山ちさと選手がゲストです。
清山(きよやま)ちさと選手は、1991年生まれ、宮崎県出身。
いちご株式会社に所属。
中学から陸上を始められ、高校3年の時には、女子100mハードルでインターハイ、国体、日本ジュニアユースで優勝と、高校3冠を達成されました。
筑波大学では、陸上部の主将を務め、去年8月のセイコーゴールデングランプリ陸上では3位入賞、東京オリンピック出場を目指されています。
女子トラック競技の花形とも言われる女子100mハードルは、現在、熾烈な代表争いが繰り広げられています。
0.1秒の世界でしのぎを削る清山選手の思いを伺いました。
●清山選手にとって、東京オリンピックとは?
私が最初に“オリンピックに出たいな”と思い始めたのが小学校6年生の頃で、その時からずっと夢として持ち続けてはいたんです。「夢」って、何か今の自分にはちょっと届かないようなものだと思っていたんですけど、それが高校生ぐらいからちょっとずつ目標に変わってきて、“自分も頑張れば手の届くところにいるんじゃないかな”と思い始めて。なおかつ、生きていて(一生に一度)観れるかどうかもわからないという東京オリンピック…自分の生まれた国でのオリンピックに出れる可能性があるというのは尚更すごいことであって、普通の人では叶えられないところに立たせてもらっていると思っているので、ぜひとも出場権を獲得したいなと思っています。
●女子100mハードル、東京オリンピックに出場できるのは3選手。清山ちさと選手の現在地は?
陸上も水泳と同じで標準記録が設定されていて、それが12秒84なんです。去年の自己ベストが13秒13までいったので、あと0.3秒というところに位置しています。
0.1秒が1mなので、距離にしたら3mぐらいなんですよ。たった3mなんですけれども、されど3m。0.1秒を縮めて自己ベストを出すのがいかに難しいかというのはこれまでの陸上生活でよくわかっているんですけども、その0.3秒を達成しないとオリンピックへの道はないので、頑張らないといけないなと思っています。
●東京オリンピック代表選考会でもある日本選手権が6月24日から始まるが、今はどんな練習を行っている?
去年の9月に右の股関節を骨折してしまって、そこから走るトレーニングがうまくできなかったりしたんですけど、でもその分、代わりになるトレーニングをこの冬にたくさんしてきたんです。ウエイトトレーニングであったり、パワーマックスというバイクを思いっきり漕ぐ…もう競輪選手のような練習とか(笑)できる限りのことを、もう誰にも負けないっていうぐらいしてきて。だからそこで自分の体が変わってきて、それを次は走りに繋げるという作業がすごく大事になってくると思うので、まずは誰にも負けないスタートから1台目までの8歩というのを作り上げて、スタートで勢いよく入っていって3台目まで加速をしつつ、中盤から後半にかけての得意な走りをしつつ、そして後半でも負けない…というトレーニングを今密かにしているので(笑)、そこはレースでのお楽しみかなと思います。
日本選手権で12秒84を切って、キラキラ光る表彰台の1番上でメダルをかけてもらって笑顔で写真を撮るというのが今の目標なので、それを目指して頑張りたいと思います。
●清山ちさと選手のCheer up songは?
ジョナス・ブラザーズの「クール」です。3人兄弟で、1人がすごくイケメンなんです(笑)。そこからハマって。朝起きて、気持ちが乗っていけるように、この「クール」という曲を必ず1曲目に選曲して聴いています。何か自分の中で盛り上がるものがあって、これを聴くと“試合だな”っていう感じになるので、スイッチが入る曲ですね。
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