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Athelete News
20.10.31
「大野将平の時代だった」と言わしめたい
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今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、リオ・オリンピックの柔道73キロ級金メダリスト、大野将平選手をゲストにお迎えしました。

大野将平選手は、1992年山口県生まれ。
7歳から柔道を始め、中学1年で上京、数多の世界王者を生んだ「講道学舎(こうどうがくしゃ)」で稽古を積まれました。
天理大学を卒業後は、実業団の強豪、旭化成に所属。
内股や大外刈りで一本を狙う正統派の柔道で相手を圧倒、2016年のリオ・オリンピック、73キロ級で金メダル獲得されました。
来年の東京オリンピックで連覇を目指します。

今回はリモートでお話を伺っていきました。



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──柔道着もご自分で洗われるんですか?

そうですね。柔道着は自分の仕事道具と言っても過言ではないので、自分でしっかり管理しています。

──他の方だったら、周りの人が洗濯とかしてくれたりするのではないですか?

私は中・高・大と寮生活をしていましたので、先輩後輩の関係だとか、“付き人”という制度もありますので、洗ってもらえるような環境にはいたんですけれども、やはり柔道着は自分で手入れしていましたね。

──柔軟剤にもこだわりがあるそうですね?

常に良い匂いの柔軟剤を探し求めて、色んなものを試しています(笑)。

──杉本美香さんも、柔軟剤にこだわってらっしゃると聞いたことがあります。柔道選手は柔軟剤にこだわる方が多いんでしょうか(笑)。

柔道着は、何も付けずに洗うとちょっと硬くなるんです。「柔道着擦れ」って言うんですけど、柔道着で皮膚が擦れて首元とかがよく荒れたりするので、柔軟剤を使ってソフトにするような工夫をしたりしている選手は多いと思います。

──香りだけではなくて、そもそも実用的な目的もあるんですね。

そうですね。やはり、ゴワゴワして硬いと皮膚が削れてしまうので。それぐらい、段取り中は摩擦で皮膚を痛めてしまうので、できるだけダメージのないように柔らかくしてます。
やはり私たちは毎日稽古をしてますので、その柔らかさがある、なしでは、大分首元のダメージが違いますね。

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──さて、そして全日本選手権では、100kg超重量クラスにも果敢に挑む姿が話題になりました。階級を超えて挑むことに対する想いを聞かせてください。

柔道というのはそもそもが無差別なので、「原点に帰る」という意味で、無差別に挑戦させていただいています。稽古では、もちろん自分より重い相手もそうですけど、自分より軽い相手もつかまえて稽古をしています。小さい大きい関係なく、全ての相手を把握することが自分の階級で勝ち続ける1つの要素にも繋がってきますので、“自分の階級で勝つためにやっている稽古がただ無差別だった”、というような感覚です。

──あえて自分より重い人と稽古をするというのは聞きますけれども、軽い選手をつかまえて稽古をするんですね。

やはり軽量級の選手には軽量級の選手なりの特徴というか、例えばスピード感だったり、リアクションの良さだったり、技術的なものの違いだったりというものがあるので。そして体重が増えていくと、“心・技・体”のフィジカル、つまり身体の要素が大きくなるというような感じですね。
全てを把握しないと試合では勝っていけないので、そういった気持ちを込めて、色んなタイプの選手と稽古をしています。

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──さあ、そして、この番組では、毎回ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。今週も大野選手の心の支えになっている曲を教えて下さい。

長渕剛さんの「Myself」です。

──この曲はどういったところがお好きなんですか?

これはロンドンオリンピックに出場した、今は天理大学の(柔道部)監督をされている穴井隆将(あない・たかまさ)先輩に紹介していただいた曲なんですが、「歌詞がお前のことを歌っているようだから、これを聴いて励みにして頑張ってくれ」と言っていただいて、それからよく聴いています。

──そう紹介されて、歌詞を見て、どう思われましたか?

自分自身を当てはめて聴くようになりましたし、サビのところで“真っ直ぐ 真っ直ぐ”という言葉があるんですけど、“そのように生きたいな”という希望を持っています。

──「リオでは圧倒的、東京では絶対的に勝つ」と仰っていますが、その心をお聞かせください。

やはり勝負の世界なので“絶対”はないんですが、このリオから東京までの5年間で、結果的に“絶対的存在”になることは可能だと思っていますので、「リオ・東京の73kg級は大野将平の時代だった」と、そして「過去の柔道家と比較しても、歴史上、中量級で1番強いのは大野将平だ」と言わしめたいです。


今週のゲスト、大野将平選手のサイン色紙を1名様にプレゼントします!
ご希望の方は、番組公式ツイッターをフォローして指定のツイートをリツイートしていただくか、
Facebookのアカウントをフォローしてコメントをしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。



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Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。