今週の「Athlete News」は、読売巨人軍・小林誠司をゲストにお迎えしました。

小林誠司捕手は、1989年6月7日生まれ。大阪府のご出身。
現在30歳。
広島県の強豪・広陵高校では広島東洋カープ・野村祐輔投手と
バッテリーを組み、2007年に春夏連続甲子園に出場。
夏の甲子園では準優勝をしました。その後、同志社大学に進学し、4季連続優勝に貢献。
2013年、日本生命からドラフト1位で巨人入団。
昨シーズンは、チームの5年ぶりリーグ優勝に貢献しました。
日本代表・侍ジャパンでは、2017年WBCに正捕手として出場。
そして、昨年の秋、プレミア12では見事優勝しました！
今シーズンは読売巨人軍、8年ぶりの日本一奪回、東京オリンピック出場が期待されます。



──去年は5年ぶりのリーグ優勝、そして山口俊投手と2019年度プロ野球最優秀バッテリー賞を受賞しました。去年一年を振り返ってみて、どんな年でしたか？

チーム的にはリーグ優勝できたんですけど、個人的には満足いくシーズンではなかったです。でも、俊さんとバッテリー賞をいただけたということは、すごく嬉しかったですね。

──その山口投手、今シーズンからMLBのトロント・ブルージェイズに移籍されます。今後は若手の登板が増えてくると思いますけれど、小林捕手の守備力が必要になってくるのではないでしょうか

そうですね。僕もこれまでいろんな経験をさせてもらったので、若いピッチャーといろんなことを話してお互いに成長できたらなと思います。それがチームの力になると思いますし、一生懸命いろんなことを話したいなと思います。

──やはり、コミュニケーションというのが大切ですか？

僕も分からないことはたくさんありますし、同級生で智之（菅野智之投手）もいますから、若いピッチャーと一緒にいいものを作り上げていきたいなと思っています。

──すがこばコンビ復活にファンも期待していると思います

（菅野智之投手とは）大学生の時から交流があるんですけど、プロに入ってずっと気にかけてくれたから僕もここまで来れたと思っていますし、去年で苦しんでいる中でなかなか力になれなかったので、今年は僕が引っ張っていけるように頑張りたいなと思います。

──そして、師弟関係の阿部慎之助さんが引退されました。阿部さんから教えてもらったことの中で特に印象的なことはありますか？

自主トレとかも一緒にさせて頂いて。ポジション柄、常々目配り気配り思いやりっていうのはよく聞くんですけど、野球の部分も含めて生活の部分でも、とにかくいろんなことを感じるように、そういう感性を磨くことがすごく大事だと言われてました。それがすごく頭に残ってますね。

──先ほど小林捕手は去年はあまり納得いかない部分もあるとおっしゃってましたけれど、2018年の盗塁阻止率が3割4部1厘。
去年は12球団トップの4割台となる4割1部9厘。何故こんなに飛躍的に伸びたんでしょう

去年の数字でもまだまだ満足する数字ではないですし、周りを見渡せばもっと高い数字を持つOBの方もいます。
不可能には近いかもしれないですけど全部刺すっていう気持ちを持って常にやっているので、その結果がその数字になったと思います。
もっともっと高いレベルを目指して頑張りたいなと思ってます。

──その意識以外に何かトレーニング方法を変えたりなどはされているんですか？

僕の中ではキャッチボールが一番大事だと思っています。スローイングの中ではコントロールが一番大事だと思っていますし、常に自分の狙ったところ投げれるようにキャッチボールの中ではそこを意識してやってます。

──そして、今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。昨年秋のプレミア12では、初めて国際大会での優勝というのを小林捕手は経験されたんですよね

日本代表というのはすごく独特で、緊張感もあって。
その中でも日本を代表する選手がたくさん来るんですけど、やっぱり国際舞台っていうのは難しいなぁとつくづく感じたので、今回のオリンピックも東京で開催されるという事で盛り上がると思うんですけど、すごく緊張するだろうなという思いですね。

──プレミアのメンバー28人に対して、オリンピックは24人。
代表入りをかけてシーズンでの活躍というのが大事になってきますか

そうですね。自分自身としてはジャイアンツでしっかりアピールして行きたいです。試合に出ないことには代表チームにアピールできないと思うので、みんなが納得できるように頑張りたいなと思います。
これまで何度も呼んでいただいて本当に良い経験をさせていただいているので、出たい気持ちはもちろんあります。

──今年はどんなシーズンにしていきたいですか？

日本一というのは当然目指すところなんですけど、個人としては守備の1番を目指して、なおかつ若いピッチャーを引っ張っていけるようにしたいです。
打つ方では、「今年は小林がよく打ったな」と言ってもらえるように頑張りたいと思います。


──番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。小林誠司捕手の心の支えになっている曲を教えて下さい

最近はメジャーからパーラという選手が来たんですけど、パーラ選手の登場曲で「ベビー・シャーク」という曲ですね。
僕も聴いていてすごくテンションが上がります。パーラが活躍して球場全体と選手が盛り上がればなおさら良いかなと思うので。





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