今週の「Athlete News」は、藤木さんのハーフマラソン挑戦、第2弾!の模様をお送りしました!
昨年、野口みずき杯 中日三重お伊勢さんマラソンに挑戦するにあたり、高橋尚子さんにご指導を頂いた藤木さん。
今回は、4月28日日曜日に行われた、「第9回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」に挑戦してきました!
高橋尚子さんにもお話しを伺いました。
高橋:1万人近くの方々が全国から集まってくださいました。今年はの世界のトップランナーも集まったんです。
藤木:男子で言うと、設楽悠太選手、川内優輝選手、そして残念なことに体調不良で参加できなかったら服部勇馬選手。
海外の選手も速い選手が集まりましたね。
高橋:そうですね、カロキ選手はオリンピック、世界陸上でも活躍する選手ですし、女子はなんと言っても2時間17分のチェプヌゲティチという歴代3位の選手がいらっしゃったり。
まさに“ここは世界陸上ですか? オリンピックですか?”といったような方々ですね。
藤木:それは高橋尚子さんが慕われていて、これだけ大勢の選手が参加したんですよね。
高橋:9回連続、皆さんが参加して頂いて。こんなに愛される大会になったこと、岐阜県の皆さんが温かく迎えてくださること、本当に関わるひとりひとりの皆さんの力のおかげで、これだけ多くの方々に愛される大会になったと思います。
藤木:国際的な選手も来るけども、市民ランナーも参加できますよね。
高橋:このマラソン大会は、多くの人たちがかけっこを楽しむ大会、そして、世界のトップをこの場で見れる大会、この2つを指針としてやっていますけれども、まさにその思いが小出監督の教えと重なるのかなと思います。
今回は、みんなで一緒にかけっこを楽しんで、笑顔になること、それが監督への大きなメッセージになるのかなと思っています。
藤木:小出さんは、3月下旬に指導者を勇退されるというニュースが流れて、“さみしいな”と思っていたので、本当に驚いたんですけど。
尚子さんは、3月下旬にアメリカにいる時に連絡があったそうですね?
高橋:そうなんです。去年の夏ぐらいからですね、徐々に徐々に準備をされて、勇退をするということは一か月以上前には聞いていたんですけど。
3月の終わりに私がアメリカで陸上の合宿をしているときに電話がかかってきまして「俺はあと1日、2日だから」と言うんですね、「やめてください、そんなこと言わないでください」って、初めは冗談だと思っていたんですど。
いきなり「今まで走ってきてくれてありがとうな。夢を叶えてくれてありがとうな」と言われた時に、“何か状況が違うな”とびっくりして、すぐに飛行機をキャンセルして帰ってきました。
藤木:こちらに帰られてからは、何度もお見舞いに行かれたそうですね。
高橋:はい、成田空港からすぐに病院に向かうところから始まって、時間がある限り会いに行ったり、手紙を持って行ったりして。監督と思い出話も沢山させてもらいました。
藤木:僕はメディアを通してしか知らないんですけれども、「いい人生だった、幸せだった」と仰ったと聞きました。
そういう風に言える人生って素晴らしいなと思いました。
高橋:本当にその通りだと思います。監督はたくさんの人たちに囲まれて、理想と言いますか、最後の最後まで輝き続けた人生だと思うので。
私自身、これから監督のような方を目指して進んでいきたいなと思います。最後の最後まで、私にいろんなことを教えてくださる方でした。
一言も「痛い」とか「苦しい」とか言わずに、来られる方みんなに気を使ったり、最後まで諦めることをしなかったり。
身をもってと言うか、ご自身の体で私を指導してくださったと思います。
──そして、トヨタ自動車陸上長距離部 佐藤敏信監督にもお会いできたのでお話しを伺いました
藤木:以前スタジオでご指導いただいたおかげで、去年の年末お伊勢さんのマラソン、今回の高橋尚子さんのぎふ清流ハーフマラソンを完走することができました、ありがとうございます。
佐藤:お疲れ様でした!
藤木:自己記録を5分30秒ほど縮めることができました。せっかくなので、このままフルマラソンに挑戦しようかと思っています(笑)。
どんな練習をしたらフルマラソン走れる様になりますか?
佐藤:ハーフで目処が立っていますから、少し長い距離ができるようになってくれば、藤木さんはフルマラソンもいけると思いますよ。
けっこう負けず嫌いじゃないですか?(笑)
藤木:はい(笑)。
佐藤:一回公言したらその目標に向かっていける人なので、そこも含めてですね。
やっぱり気持ちというのは大きいので。
藤木:「一週間にこれぐらい走る」とか、一般ランナーの目安ってあるんですか?
佐藤:本当は、1時間半〜2時間ゆっくりでも、一週間に一回くらいできれば理想です。
藤木:9月15日に開催される東京オリンピックのマラソン代表選考レースMGCには、藤本選手、宮脇選手、服部選手、新人の堀尾選手の4名が出場されますね。現在のチーム状況はどうですか?
佐藤:新人の3人が入りまして、堀尾くんあたりを中心にチーム力が上がってきていますので、いい方向にきてますね。
藤木:現在のチームとしての目標を教えてください。
佐藤:まずはMGCでオリンピックのマラソン代表を、1人か2人出したいのがひとつ。
あとは、ニューイヤー駅伝の優勝を狙っていったんですけど、旭化成さんに3連覇、うちは3番でしたので、そこで優勝したいと思いますね。
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