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Athelete News
19.03.02
日本一へ
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今週の「Athlete News」は、プロ野球 キャンプインタビュー第一弾! 広島東洋カープ 大瀬良大地投手です。

大瀬良大地投手は、現在27歳。長崎県大村市のご出身。
長崎日大高では、3年の夏、甲子園に出場。卒業後、九州共立大を経て2014年にドラフト1位で広島に入団。
1年目から先発ローテーション入りをし、10勝を挙げ新人王を獲得。
2018年は2年連続となる2桁勝利15勝を挙げ最多勝、最高勝率のタイトルを獲得しました。



──まずはご結婚おめでとうございます

ありがとうございます(笑)。

──結婚を決めて、また気持ち新たにという部分もあったりするんですか?

そうですね。交際している時からすごく支えてもらってはいたんですけど。
結婚となると、家族という風になるので自分一人だけではない人生になるのでこれまで以上に頑張らなきゃいけないなと思ってます。

──奥様は栄養学を学ばれているそうですね?

はい、管理栄養士の免許を持っていて。
僕が“こういうものが食べたい”とか、“こういう栄養素のあるものを作ってほしい”と言ったら、何でも作ってくれるので。
アスリートとしてはすごくありがたく思っています。

──奥様のお料理の中で特に好きな料理とかあったりするんですか?

何でも美味しいんですけど、シンプルに肉じゃがとかですかね。

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──昨シーズンは15勝を挙げて、リーグ最多勝と最優秀勝率のタイトルを獲得されました。
それまでのシーズンと変わった部分はありますか?


一番分かりやすいのは投球フォームを変えたことなんですけども、2段モーションが緩和されて、2段モーションに取り組んで始めたっていうことが自分の中では一番大きく変わったことで。
ストレートの質であったりですね、バッターがタイミングを取りにくくなったりだとか、僕にとってすごくいい形で影響してくれたので、そこがすごく大きかったんじゃないかなと思ってます。

──2段モーションにすることによって、ストレートの質っていうのは変わるんですか?

僕の場合は上体が先に突っ込みやすいといいますか、力が伝わりにくい投げ方に悪い癖になってしまっていたので。
そういった意味では右足の軸足に体重を残して、下半身をうまく連動させることでボールの質が向上してくれたのかなと思います。

──カットボールを投げ始めたということですが?

カットボールは昨年球数を多く投げたんですけど、球数を少なくすることで完投の数を増やしたりだとか、そういう意図を込めて投げるようにはなりました。

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──昨日たまたまデータ分析の方とお話する機会があって、スライダーとストレートのちょうど曲がり方も
球速も中間の球が入ることによって、すごく投球の幅が広がったという話を伺ったんですけど


基本的には、僕の持ち球としてはやっぱり真っ直ぐを投げることが多いので、相手は真っ直ぐを待つと思うんですけど、遅いスライダーとその間のカットボールがあればタイミングも取りにくいですし。
より真っ直ぐの形で小さく曲がってくれれば、芯を外すことができるので有効な球かなと思っています。

──カットボールを投げてみようっていうのは、ご自身のアイデアだったんですか?

そうですね。どうしても球数が多いタイプのピッチャーだったので、5イニング6イニングぐらいになると100球を超えてしまうことが多かったので。
より1球でも2球でも少なく打ちとるには、やっぱりまっすぐに近い変化球を投げることで、芯を外してアウトを重ねるっていうことも取り組んだ方がいいんじゃないかなということで、自分の意思で始めました。

──最多勝をとったということで、今年はエースとして期待されていると思いますけれどもご自身ではどうですか?

僕の場合は昨シーズン1年間だけ、しっかりと結果を残すことができたんですけども。やっぱり何年も続けてこそそういう言葉は相応しいものだと思うので。
今年も活躍して、本物のエースと読んでもらえるように頑張りたいなと思っています。

──大瀬良投手が目指すエース像みたいなものがあったりするんですか?

そうですね、マエケンさんであったり、黒田さんであったり、そういった人たちの背中を見てきたので。
チームが苦境に立たされていたり、ここぞの場面で先頭に立って鼓舞する背中を見せられる人こそがエースになるべき人なのかなと思います。プライベートの面でも、みんなの模範となるような姿を見せてくださったので、技術や実績だけじゃなくて、私生活でも模範となるような人になれれば、近づいていけるのかなと思っています。

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──そして、オフシーズンは水泳トレーニングを導入されたと伺ったんですけど何をされるんですか?

主にクロールを泳ぐんですけど、僕は肩周りの筋肉が硬い方だったので。投げ終わった後に疲労が取りにくい体質だったんです。
肩周りを動かすことで、柔軟性だったり、そういったものも自分の中でいいものとして取り入れたいと思いましたし。
可動域だったり、そういったところにも繋がってくるのでそこは取り組み始めましたね。

──去年はフォームを変えたと仰っていたんですけど、また今年も新たにフォームを変えたんですか?

基本的に大きくは変わらないんですけど、上半身を早く、目標に向かって決めることで下半身の動きに注目することができて。
よりバッターのタイミングが取りにくいフォームになるんじゃないかなっていうのと、セットポジションで肩の高さにセットのところを置いていたんですけど、ベルトの位置に置いてシンプルにより強いボールが投げられるように取り組んでいます。

──去年最多勝をとって成功すると、なかなか新しいことを取り入れるのは怖いような気もするんですけど

勇気がいることではあったんですけど、もっともっと良くなると思って昨シーズンも終わりましたし。
そこをまた成長させるためには、勇気をもって色々とチャレンジしていく気持ちだったり、そういう姿勢が大事なのかなと思って今チャレンジしています。

──手応えはどうですか?

まだまだ模索している段階であったり、固めていくところではあるんですけど。
現状としは悪くないですし、しっかりとフォームが固まっていけば良いものになるんじゃないかなっていう手応えはあります。

──そして、今シーズンからスパイクも新しくされたそうですね?

本拠地のマツダスタジアムがマウンドが硬くなるということで、クッションのあるスパイクにして、体への負担を少しでも減らそうと思って底を分厚くしています。

──ホームスタジアムのマウンドの硬さが変わるっていうのはどうなんですか?

黒田さんが帰って来られた時もですね、よりメジャーに近いような硬さに。

──黒田仕様になったということですか?

はい、ちょっと硬くなったんですけど(笑)。

──本当ですか!

昨年、日米野球がマツダスタジアムで行われたんですけど。
そこで、より硬くということで、よりメジャーのマウンドに近い形に変えるっていうことなので。

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──日本人選手はメジャーに挑戦されてるピッチャーがたくさんいらっしゃいますけど、マウンドの硬さだったり、ボールの質が違うということで苦労されてるイメージがあります。
大瀬良投手的には硬いマウンドはどうなんですか?


黒田さんが帰って来られてから、ある程度硬いマウンドにはもう投げ慣れてしまったので。もう嫌いではないというか、投げやすくはなってるんですけど。
昨年、日米野球で投げさせてもらった時に、それ以上に硬くて、投げ終わった次の日の体の疲労度が大きかったので。
ちょっと工夫しないと1年間もつかな?っていう心配があったので、メーカーさんに相談をしました。

──どのようなスパイクに変えたんですか?

厚底にすることで、下半身の筋肉の張りであったりっていうのを軽減するために変えましたね。

──マウンドがメジャー仕様になってくると、“自分も海外に挑戦してみたい”という夢は出てこないんですか?

昨年日米野球に参加させてもらって、これから活躍していくであろう金の卵である選手だったりっていう人達と対戦することができて。
よりメジャーのレベルっていうのを痛感できましたし、直に感じることでより興味は湧いたんですけど。
もっと実力が伴ってから、その先は考えるのかなと思っています。

──日本のバッターとの違いは感じましたか?

パワーであったりスピードであったり、ひと振りのスイングの強さが全然違いましたね。木製バットだったんですけど、金属音のような音がして、すごく強烈にインパクトに残ったのを覚えています。

──3月29日 シーズンが開幕しますけど、ファンは大瀬良投手をマウンドで見たいんじゃないですか?

僕も、まず初めの目標としてですね、開幕のマウンドに立ちたいと、そういう強い思いを持って毎日過ごしているので。
これから実戦が増えていくので、しっかりとアピールして、そのまマウンドに立てられるように頑張りたいなと思います。

──開幕戦で対戦する相手がジャイアンツですね、昨シーズンの最多勝を分け合った菅野投手がいますし、そして広島から丸選手が移籍されましたよね?

そうですね。チームにとっても大きな存在がいなくなってしまったので、ましてやライバル球団に行くとなって。
大きな痛手ではあるんですけど、だからこそ一致団結して頑張っていこうという思いを持っていますし。僕個人としても全力で押さえにいきたいなと思っています。

──チームメイトとして、逆に弱点はもう分かってるみたいなことはないんですか?

多少なり、ありはしますけど。逆に調子に乗ったら手がつけられなくなっちゃうので。

──強さもよく知っているということですね

素晴らしいバッターだったので。

──開幕戦、ホームスタジアムはどんな雰囲気になるか想像がつきませんよね

そうですね、言葉では表現できないような(笑)。

──新しく加入された長野選手はどうですか?

人柄も素晴らしい方ですし、もちろんあれだけの実績がある方なのでチームにとって大きなプラスになると思いますし。
カープの家族として今一緒に頑張っているので、4連覇と日本一に向けてみんなで手を取り合って頑張りたいなと思っています。

──3連覇を達成して今年は4連覇、そして悲願の日本一を目指してらっしゃると思うんですけれども、そこに必要なものというのは何ですか?

新井さんも抜けて、丸さんも抜けて、チームの戦力としては痛手は負ったんですけど。ライバル球団ですね、他球団5球団もすごく頭を使ってやってくると思うので、これまで以上に一致団結してですね、みんなで手を取り合っていく結束力っていうのがこれまで以上に必要かなと思うので。
どんなに苦しい時でも、みんなでカバーしてやっていくことが一番大事じゃないかなと思っています。

──ぜひ、日本一を勝ち取ってください!

頑張ります!

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今週のゲスト、広島東洋カープ大瀬良大地投手の“サインボール”とサイン入りオリジナル番組タオルを、それぞれ2名のかたにプレゼントします!
ご希望の方は、番組WEBサイトのメッセージフォームからお送りいただくか、Facebookのアカウントをフォローしてコメントをしてください。
当選者には番組スタッフからダイレクトメッセージを差し上げます。



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