• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Athlete News
Athelete News
19.01.12
“勝ちたい”という気持ちが強さになる
今週の「Athlete News」は、日章学園高等学校 ボクシング部 堤龍之介選手に話を伺いました。

宮崎県にある日章学園高等学校 ボクシング部はインターハイで
これまで、5度の優勝をするなど、強豪校として全国に知られています。
堤龍之介選手はそんな強豪校でキャプテンを務め、ライト級36勝11敗という成績を収めます。
ASBC 2018アジアユース日本代表にも選ばれ、銅メダルを獲得しました。
ボクシングを始めたのは、中学2年生の時。
小学2年生の時から空手をやっていたそうなのですが、
腰を疲労骨折してしまい蹴りの時に痛みがでたのがきっかけでボクシングを始めたそうです。
今は、高校3年生ということで、部活を引退されていますが、大学に向けて練習を続けています。


──強豪校のキャプテンとして、どのように部を引っ張っていったのでしょうか。

うちの部活は個人個人の能力も高く、個性も強いメンバーが多いのでまとめるのが難しくて大変なこともありますけど、
自分が率先して動くこと、それと寮生活ということで日常も後輩に見られたりするので裏表のない生活をして、自分が全体の先に行って引っ張っていくことが大事だと思ってます。

日章学園はボクシングが中心なので、県大会とかになると同じ階級だと部内同士でも試合が多くなるんです。
そうすると、お互いに実力も知ってるわけで、それまでに何度か練習で戦ったりとかするんですけど、試合前になるとちょっと関係が悪くなったりとかピリピリしたりしてました。
あからさまに態度に出てる選手がいれば、「リングに上ってから気持ちを入れろ」って言ったり…。
リングの下では同じ練習する仲間なので、一丸となってやらないと。一人で練習しても限界はあるので。みんなで練習して強くなろうということをキャプテンの時は言ってました。

リングに上がったら一対一の戦いなんですけど、審判がジャッジをする競技なので、下から聞こえてくる仲間のアドバイスだったり、パンチが当たった時に「ナイス!」とか大きな声で応援してくれると、審判の印象も大きく変わってきたりとかするので、そういう時に皆が仲悪いと応援もしたくないと思うし、
今は部活全員が仲良くて、誰の試合のときでも全力で応援できるような、とても良いチームだと思います。

──強豪校ならではの悩みですね。
日章学園は中学校もあり、歴代のキャプテンはこれまで、中学から上がってきた選手や、
宮崎県出身の選手がキャプテンを努めていたそうなんですが、堤選手は佐賀県の出身ということで、
まさか、自分が選ばれるとは思っていなかったそうです。それだけ人望の厚い選手なんでしょうね。
そして、ASBC 2018アジアユース日本代表にも選ばれ、銅メダルを獲得した堤選手。
初の国際大会で得られたもの、そして、日本代表の重みについて伺いました。


(ボクシングでは)検診というものがあるんですけど、自分の階級の選手を見た時に体格が違ったり、ボクシングは手の長さとかが結構大事になってくるんですけど、”あの選手リーチが長いなあ。”とか思いましたね。
言葉も全然違うので、国内での試合だと相手の監督の声を聞いて”次はコレ打って来るな。”なんて意識するんですけど、試合中とかは相手が全然何言ってるか分からなくて。
国内でも国際でもやっぱり共通するところは、気持ちが大切だなと思いました。
圧倒的に上手い選手もいるんですけど、体力はいつか切れるので、体力が切れた後は気持ちの勝負になってくるんです。
やっぱり、勝ちたいっていう気持ちが強い選手が勝ち上がってるように見えましたね。

ボクシングは大会を勝ち上がってくるメンバーがある程度一緒だし、強い選手は絶対上がって来て仲も良いので、その選手たちに同じ階級の代表として国際試合の前に、
「俺の分も頑張ってきてくれ!」と言われると、(代表としての)誇りを感じました。みんなからの力も結果に出せるように意識して試合に臨みました。

──そして、いよいよ来年に控えた東京オリンピック。
当然、堤選手も東京オリンピックを見据えています!その想いを伺いました。


2020年に東京オリンピックが決まった時、自分は2000年生まれなので、2020年の時には20歳で。
発表された時はまだ中学生だったんですけど、自分も狙えるんじゃないか、努力次第では東京オリンピックに出る機会が与えられるんじゃないかと思って、それからはより練習に励むようになりました。
やっぱり、”出たい”じゃなくて”出て金メダルを取る!”ぐらいの気持ちを持っていないと出場はできないと思っています。
大学生や成年の選手と比べると、自分の実力は全然及ばないので。大学で強い選手に揉まれて、実力を伸ばして全日本などで優勝して、オリンピックで金メダルが取れればいいと思ってます。

──堤選手の話している内容を聞いていると、強さも内面も、代表としてふさわしいなと思いますね。
そんな大舞台を夢見る、日章学園高等学校 ボクシング部 堤龍之介選手のCheer Up Songを伺いました。


長渕剛さんの「乾杯」という曲です。
普通の試合の前は洋楽を聴いてテンション上げたりするんですけど、大きな国際試合の前だったり、決勝の前だったり、対戦相手が強かったりするときは、試合前にこの曲を聴くんです。
”大きな舞台の前に立ち…”という歌詞があるので、自分は今、大きな舞台の前に立っていて、ここを越えれば幸せなんだろうな、喜びを得られるんだろうなと思ってこの曲を聴いています。

──最後に、同じ10代の頑張っているリスナーにメッセージをいただきました!

自分が決断したことを成し遂げるまで諦めないで、努力して常に高い目標を持ち続けて欲しいです。
自分も優勝はできなかったんですけど、努力をしていれば、何らかの形で自分に良いように返ってくるのかなと思うので、何事も頑張って欲しいです。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

1月12日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。