今週の「Athlete News」は、トヨタ自動車 レッドテリアーズ 女子ソフトボール日本代表の山崎早紀選手をゲストにお迎えしました。
山崎早紀選手は、 1991年11月12日生まれ、現在26歳。静岡県のご出身。
右投げ右打ちの外野手。強豪 常葉大学付属菊川高校卒業後、トヨタ自動車に入社。2016年世界選手権代表に選ばれるも世界選手権などで好成績を残せず、2017年は代表から外れ、さらに日本リーグで死球を受けて左手首を骨折するという不運にも見舞われます。
しかし、今季リーグ戦はここまで、本塁打・打点共にトップと絶好調!長打力を必要とされ代表に復帰。8月に行われた世界選手権は2大会連続の銀メダル、そしてアジア大会5連覇に貢献。打線の得点力アップ、世界の左投投手と戦うにあたって 必要不可欠な存在となっています。
──アジア大会2018 ジャカルタ5連覇おめでとうございます!
連覇が続いていると、プレッシャーみたいなものはあるんですか?
ありがとうございます。周りから優勝するみたいな感じで見られるので、自分たちも結果で応えないといけないのかなっていうのは、正直ありましたね。
──優勝のお祝いじゃないですけど、自分自身に何かした・買ったというのはあるんですか?
特にないんですけど、親がケーキを用意してくれて。
手作りの「おかえり お疲れ様」と書かれたケーキを家でもらいました(笑)。
──アジア大会という大きな大会で優勝すると周りの反応はすごいですか?
すごかったですね。LINE等、いろいろ「おめでとう」というのは来てました。
──この2年間は激動の2年間だったんじゃないですか?
そうですね、自分が思っているよりもいろいろなことがあって大変でした。
──日本代表に呼ばれた時は嬉しいものなんじゃないですか?
嬉しい反面、“自分が選ばれていいのかな?”っていうのが一番感じましたね。
──それもあって最初の日本代表の時には成績が残せなかった?
そうですね、不安な方が大きくて。偉大なる先輩方がいる中で、“私がここにいていいのだろうか?”という不安があって、そのままになってしまったので、気持ちの面でダメだった年ですね。
──そこから一度代表から落選しながらも、再び呼ばれた時の思いはどうだったんですか?
以前は自分の力を発揮することができなかった年だったので、選ばれたからには気持ちを切り替えて失敗をいいつながりとしてやっていけるんじゃないかと、そういう風な強い気持ちを持ってやっていきました。
──宇津木麗華代表監督は「アメリカの左投手を打ち崩すために招集した」と、具体的に言われると“打たなきゃいけないな”と思いますか?
そうですね、サプライズ招集みたいな感じで私が言われたので「左投手のピッチャーに対してはあなたが一番打てるから」と、直接お話をいただいて、“あ、そうなんだ”という気持ちでしたね。
──世界選手権で金メダルをとるために、1年以上合宿を組んでいたんですか?
実際、私はその合宿に参加しなかったんですけど。2017年にオリンピックに復帰するという形になった時から、強化選手みたいなのを作られて。それで1年以上、今もそうですけど、合宿等今も全国各地でやらせていただいています。
──それぞれ自分たちのチームがある中でチームワークも大事じゃないですか?
日本代表として、ある程度パーマネントに集まれる機会があるっていうのはすごくプラスなんじゃないですか?
そうですね。私の年でも若手の方になるので、上にはたくさん経験してる方がいらっしゃるので
経験談であったりとかを直接聞くことで、私たちも、まだまだなんだなと改めて知ることができますね。
──8月に行われた世界選手権、残念ながらアメリカに決勝戦で敗れてしまいました。
敗因はなんだったんですか?
ピッチャー力じゃないかと思います。日本は上野さんが中心となって戦うんですけど、上野さん1人で投げるには大変ですし、アメリカには何人もすごいピッチャーが集まっているので。そこの舞台で投げるのはアメリカは強いなと思います。
──ソフトボールって独特じゃないですか? 敗者復活で一度負けてもまた戦う、みたいな。
決勝戦の日にカナダと対戦があって、ダブルヘッターですよね? 両方とも上野投手にすべてを託すのはかわいそうだったのかな?っていう気もしましたし。
ソフトボールって、点取れない試合は本当に取れないじゃないですか? その中で、決勝戦でリードしたのに打たれて負けたっていうのは、すごく衝撃的だったんですよね。
ソフトボールはそういう試合が多いので、上になればなるほど、そういう試合はありますね。
──ああいうヒリヒリした舞台で、もっと若手に任せて投げさせても良かったかもしれないし。
アメリカの系統、次から次へと出てくるじゃないですか? 打つ方としては、的が絞りずらかったりするんじゃないですか?
いろんなタイプのピッチャーが多くいるので。一打席にどのような形で自分が対策をして入らなければいけないのかを瞬時に切り替えなければいけないので、そこは大変なところでもありますね。
──アメリカの強さってどこにありますか?
やっぱり投手力であったり、打撃力は日本よりも勝る部分がありますし、やっぱり体型も違うので。
そこの力の部分ではアメリカの方が一歩上なんじゃないかと思います。
──東京オリンピックまでおよそ2年、ソフトボールが復活しますが。日本代表の中にはオリンピック経験者はいるんですか?
一応2人いらっしゃって、上野さんと山田 恵里さんしか残っていないんですけど。
──オリンピックのこととかを聞いたりもするんですか?
話の中で「オリンピックはどうだったんですか?」というのは聞いたことがありますね。
──どういう風におっしゃっていましたか?
「世界が変わった」と、「今の環境とは全然違うから、想像しているよりも違うことが起こりうるよ」っていうことは言っていました。
──日本で行われるオリンピックですから人生変わるかもしれないし、東京オリンピックにかける思いを教えてください。
まだメンバーが決められていない状態で、誰が選ばれるかわからないので。
自分ができることをしっかりやって、最終的に、オリンピックのメンバーには入れるように頑張っていきたいなと思います。
──番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。山崎早紀選手の心の支えになっていた曲を教えて下さい。
加藤ミリヤさんの「People」です。
姉の影響で加藤ミリヤさんを聞くようになって、そこから好きになりました。
──お姉さまはソフトボールはされていますか?
私は1部リーグなんですけど、姉は2部リーグで現役でやっています。
──ソフトボールの話もされたりするんですか?
ほとんどソフトボールの話をしていますね(笑)。
バッティングの話とか、試合の日程とかも全然違うので「今日勝ったよ」とか、負けたよとか、いろんな話をしていますね。
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